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防犯カメラシステムにおける録画装置の進化について

カメラと周辺機器との組み合わせによって構成される防犯カメラシステム。なかでも、カメラ映像を記録する録画装置は、「防犯」という目的において、「犯人の特定」による検挙率の向上、ひいてはそれが犯罪抑止効果につながるという非常に重要な役割を担っています。デジタル技術のめざましい進歩によって、防犯カメラにおいてもフルHD画質のカメラが普及してきました。それにともない、記録容量の大きい高画質映像を記録するための録画装置の商品化も相次ぎ、普及が急速に進んでいます。
今回は、高画質化、録画時間の長時間化など、進化した録画装置についてご紹介します。

【記録媒体の進化の歴史】

少し前まで、防犯カメラの録画装置といえばアナログ式のタイムラプスビデオでした。これは静止画像を連続撮影して市販のVHSビデオテープに記録し、動画として再生できるようにするものです。1秒間に撮影するコマ数を変更すれば、120分のテープでも6時間程度は録画することができました。
現在の防犯カメラシステムでは、パソコンと同じようにHDD(ハードディスクドライブ)に映像を記録するデジタルレコーダーが主流になっています。タイムラプスビデオの場合は繰り返し録画する度にテープやヘッドが劣化し、映像が飛んだり色が薄くなったりしていましたが、HDDでは画質はクリアなままです。タイムラプスビデオのようにテープの入替が不要で、その分のコストもかかりません。映像の取り出しも簡単で、フラッシュメモリやCD、DVDなどにデータを容易にコピーすることができ、インターネットを介して別の場所から監視することも可能です。

左:タイムラプスビデオの接続例、右:デジタルレコーダーの接続例

【録画装置の進化の“今後”】

HDDに続き、近年ではSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)という新たな記録媒体も登場しています。SSDの特長は、第一にデータのやりとりが非常に高速だということ。HDDのように内部で記録メディアである円盤が回転するわけではなく、「フラッシュメモリ」と呼ばれるものに、電気的にデータを保存するため、音が静かで省電力となります。また、消耗部品も少なく、振動に強いという強みもあります。

このような特長を活かして、TOAではカメラとSSDが一体化した新世代の防犯カメラである「タウンレコーダー」を発売しました。カメラとカメラ映像を記録する録画機能(SSD)を一体化し、屋外用カメラハウジングに内蔵したカメラ一体型レコーダーです。録画映像はLANケーブルや無線LANを通してパソコンにダウンロードし再生します。外部配線も電源配線だけで、レコーダーのためのスペースを設ける必要がなく、カメラの増設も容易です。

現在、HDDやSSDのような記録媒体を持たず、カメラをインターネットに接続してクラウド上に映像を保存するサービスも注目を集めています。今後は、レコーダーがその場に必要ない防犯カメラシステムも普及が進んでいくかもしれません。

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