ニュースリリース

TOA株式会社（本社：神戸市 吉川隆典社長）では、トライやる・ウィークの受入企画として、中学生とプロの音楽家のコラボレーションによる音楽創作活動を行い、発表会｢島っ子ボイスシアター｣を開催いたします。受入期間は2006年6月5日〜6月9日、コンサート本番は6月9日（金）です。

TOAでは、1998年のトライやる・ウィーク初年度より神戸市立港島中学校生徒を受け入れ、音響機器メーカーであることを活かし、生徒達による音楽創作活動を行ってきました。今年度は、ホーメイなど「声に関わる音楽表現」をテーマに取り上げ、中学生とプロとのコラボレーションによる作品創作を目指します。
＊ ホーメイ：倍音唱法。1人の声だけで、ドローン（原音となる低音部の声）と倍音（高音部のメロディー）を2声同時に発声する。モンゴル国やトュバ自治共和国に分布。

【運営体制】
教育と芸術に関わる活動を行う専門NPO「子どもとアーティストの出会い」と連携して運営。また、スタッフとしてアートマネージメントを志す大学生が参加し、創作活動をサポートします。

【実施内容】 ホーメイ演奏家の尾引浩志（おびき・ひろし）氏を講師に招き、ひとりひとりの声質の違いや声の可能性に気づくボイス・パフォーマンスの創作活動を実施。加えて、小鼓奏者の今井尋也氏がゲスト参加し、パーカッション担当として進行を補佐します。最終日には観客を前にした無料コンサートを開催し、創作の成果を発表します。 また、生徒には舞台設営やチラシ製作、動員活動など発表会ができるまでの過程も経験させ、普段は表舞台にでることのない裏方業務の大切さに気付くとともに、働くことの責任について学ぶ機会とします。

ホーメイ奏者の尾引氏