point 0 marunouchi 様

「point 0 marunouchi」のイメージ画像

コロナ禍で増加する個室でのWebミーティング。
自然音によるサウンドマスキングで音漏れを低減し、ストレスフリーな会議環境を実現。

概要

2019 年7 月に、空間データの協創プラットフォーム『CRESNECT』の第1 弾プロジェクトとして開設された「point 0 marunouchi(ポイントゼロ マルノウチ)」。TOAは、point 0 marunouchiのBGMや音響システムなどの音全般をプロデュースしています。
今回TOAでは、新型コロナウイルス感染拡大によるオンライン会議の増加で、利用頻度や時間が大幅に増加したフォンブースの音漏れ、情報漏洩対策として、「フォンブース サウンドマスキングシステム」をご提案。狭いスペースでもストレスを感じない空間デザインと、自然音を使ったサウンドマスキングにより、安心してオンライン会議に集中できるワーキングスペースを実現しています。

納入情報

納入先 point 0 marunouchi 様
納入品 フォンブース サウンドマスキングシステム
納入時期 2020年11月

課題と解決のポイント

課題

  • コロナウイルス感染拡大によるWebミーティングの増加にともない、point 0 marunouchiのフォンブースの利用が増加。隣接するフォンブースからの音漏れ、情報漏洩などを気にせず、集中してオンライン会議を行える個室環境を実現したい
  • 狭い個室空間での長時間のオンライン会議でも快適に利用できるように、ストレスフリーの空間デザインを実現したい
  • point 0 marunouchiのコンセプトにあった上質なオフィス空間がイメージできるサウンドマスキングを検討したい

解決のポイント

  • point 0 marunouchiのフォンブースにあわせてデザインした吸音パネルにTOAのスピーカーを組み込んだ音パネルを設置。音パネルから自然音をもとにチューニングしたマスキング音を流すことで、フォンブースからの音漏れを低減
  • マスキング音には、鳥のさえずりや小川のせせらぎ、ゆったりとした波の音などの自然音をもとにチューニングした音源を採用。周波数や指向性をチューニングすることで、長時間のオンライン会議でもストレスを感じにくい快適な音空間を実現
  • 4つのフォンブースにはそれぞれ「woods」や「sunrise」などのテーマを設定。テーマごとに音パネルのデザインを変え、再生するマスキング音を変更することで、上質なワーキングスペースを実現

詳細

背景

コロナウイルス感染拡大、緊急事態宣言などにより、働き方が激変。
オンライン会議が増加し、フォンブースの利用が大幅に伸びる。

新型コロナウイルス感染拡大により、急速に増加したのがWebミーティングです。point 0 marunouchiでも、従来は「電話ミーティングをする場所」だったフォンブースが「オンライン会議をする場所」として利用され始め、利用率や利用時間が大幅に伸びました。しかし、利用率や利用時間の高まりに伴い、隣接するフォンブースからの音漏れの指摘や、情報漏洩の心配、オンライン会議が集中できる環境を求める声が寄せられるようになりました。

課題

フォンブースでのオンライン会議が増え、音漏れが課題に。
利用時間も増加したことで、長時間利用にも耐えられる空間デザインを。

コロナ禍によりフォンブースのオンライン会議利用が大幅に増えたことで、隣接するフォンブースからの音漏れという課題が顕在化しました。第1回目の緊急事態宣言が発令されたころから、サウンドマスキングの導入が検討されましたが、point 0 marunouchi では共用スペースに自然音をBGMとして流しており、フォンブースのサウンドマスキングも空間全体のコンセプトにあった設備、サウンドにしていくことが求められました。音漏れを低減するとともに、長時間のオンライン会議でも利用し続けることができるストレスフリーな空間を構築する必要がありました。

解決策

自然音によるサウンドマスキングで音漏れを低減。
空間デザインにも配慮し、長時間のオンライン会議にも耐えうるストレスフリーなワーキングスペースを実現。

point 0 marunouchi のフォンブースに採用されたのは、スピーカーの存在をまったく感じさせないパネルから自然音をもとにしたマスキング音を流すことで音漏れを低減する、「フォンブース サウンドマスキングシステム」です。4つのブースにはそれぞれテーマが設けられ、テーマに応じてデザインされた吸音パネルを新たに設置。吸音パネルにはTOAのパネルスピーカーが組み込まれています。パネルスピーカーから各ブースのテーマに沿った自然音をもとにしたマスキング音を周波数や指向性をチューニングして流すことで、フォンブースの会話や音漏れを低減させ、安心してオンライン会議に集中できる空間を構築できます。point 0 marunouchiの空間コンセプトにもぴったりの先進的なデザインで、狭いフォンブース空間での長時間のオンライン会議にも耐えうるストレスフリーな空間を演出しています。

  • point 0 marunouchiに4室あるフォンブース
    point 0 marunouchiに4室あるフォンブース。コロナ禍によるオンライン会議の増加で、利用時間がコロナ以前の約2倍に。
  • サウンドマスキングにより、フォンブース間の会話や音漏れを低減。
    各フォンブースにはあらかじめテーマ(写真はwoods)が設定されている。長時間の利用でもストレスを感じにくい空間を実現するため、空間に溶け込む吸音パネルを採用。テーマにあわせた自然音(鳥のさえずり、小川のせせらぎ)をもとにしたサウンドマスキングにより、フォンブース間の会話や音漏れを低減。
  • breezeのテーマのフォンブース
  • sunriseのテーマのフォンブース
  • seaのテーマのフォンブース

左からbreeze、sunrise、seaのテーマのフォンブース。イメージにあわせた自然音のサウンドマスキングで、上質で快適なオンライン会議空間を実現している。

インタビュー記事

「コロナ禍による働き方の変化で、個室のニーズはますます高まります。個室でのオンライン会議や執務を安心して快適に行うためにも、「音の役割」に注目し、point 0 ブランドで“オフィス空間の最適化“を目指します。」

株式会社point0

代表取締役 石原 隆広 様

「長時間にわたるオンライン会議でも、音漏れを気にすることなく、会議に集中できる環境に一新されました。今後の空間提案にも、今回の事例を積極的に展開していきたいですね。」

株式会社丹青社 ※(「CRESNECT」参画企業)

企画開発センター 企画部 部長

菅波 紀宏 様

-導入の経緯を教えてください

石原 氏

新型コロナウイルス感染拡大を受けて、point 0 marunouchiでも働き方が随分と変わりました。中でもフォンブースは電話ミーティングの場からオンライン会議の場に完全に役割が変わり、1回の平均利用時間も30分から60分に倍増しました。当初は防音についてそこまで重要視して設計していなかったのですが、利用頻度、時間ともに大幅に増えたことで音漏れや情報漏洩を心配する声が寄せられました。私自身もフォンブースを利用していましたが、個室ではマスクやイヤホンも利用したくないので、隣のブースからの会話音などが聞こえると気が散ってしまって、会議に集中できなくなったこともありました。
第1回目の緊急事態宣言が発出された春先にサウンドマスキングの導入を検討しましたが、point 0 marunouchiの空間コンセプトにあったフォンブース全体の空間設計を考慮して、導入設備の選定を行う必要がありました。サウンドマスキングというとホワイトノイズによるマスキングがまず頭に浮かびますが、point 0 marunouchiの共用部ではネイチャーサウンドがBGMとして流れており、フォンブースもそれに倣って自然音によるサウンドマスキング利用の方向性が決まりました。その後、4つのブースのテーマを空間デザインに落とし込み、吸音パネルのデザインもサウンドマスキングにあわせて変更することにしました。こうして音漏れもなく狭いスペースでもストレスを感じずに、安心してオンライン会議に集中できるフォンブースに生まれ変わりました。

-サウンドマスキングの効果はいかがでしたか?

菅波 氏

私は、週2、3日point 0 marunouchiで業務を行っています。コロナ禍でオンライン会議が増えてきて、フォンブースが空いていたらほぼ100%利用しています。午後はずっとフォンブースでオンライン会議、ということも珍しくありません。最近では利用者でブースがすべて埋まっていることも多く、オンライン会議の定着を実感しています。
以前のフォンブースは、声の大きさやオンライン会議中のスピーカー音量によって音漏れが起きていました。そのため、周囲の影響を受けにくい両端のブースが人気で、真ん中の2ブースは利用者が多くありませんでした。また、4ブースとも全く同じ設えの空間で、利用時間が長くなると集中力が途切れがちだったように思います。
今回のフォンブースに変わって、隣のブースの音が聞こえにくくなったと感じます。イヤホンを着用してのオンライン会議が推奨されていますが、イヤホンを着用するとほぼ聞こえなくなり、オンライン会議環境が格段に向上したと思います。ブースごとに空間デザイン、自然音によるサウンドマスキングが異なるので、ブースを変えるだけでちょっとした気分転換にもなります。現在の私のお気に入りは、「woods」というテーマのブースで、空いていたら利用するようにしています。
私が所属する丹青社は空間づくりの会社で、商業施設や博物館など幅広い空間の設計・施工を手がけています。音環境は空間提案において今まで以上に関心が高まっている分野ですので、今後さまざまな空間の設計・施工でも展開していきたいですね。

-今後のpoint0での展望をお聞かせください。

石原 氏

今後のオフィス空間は働く場所の分散化や個室化の流れが顕著で、テレワークをサポートするWEB会議に重きを置いたサテライトオフィスのような需要はますます高まると考えています。point 0でも、全室個室を基本とする新たなサテライトオフィス“point 0 satellite”第1号拠点である『阪急阪神ONS(オンズ) powered by point 0』(提携先:阪急阪神不動産株式会社)を2021年4月にオープンします。また、野村不動産株式会社との共同企画で、個人ワーク特化型サテライスオフィスサービス『H¹T Lab(エイチワンティー ラボ)powered by point 0』を2021年3月にオープンしました。個室になると音漏れや騒音などの影響も出てくるので、環境音やBGMなどの音の持つ意味はますます大きくなると思います。point0での音のパートナー企業はTOAですので、サテライトオフィスでの音による最適なソリューションをともに創造していけたらと考えています。
音に限らず、我々が推進するさまざまなプロダクトが今後生まれていくと思いますが、「安心・快適に集中できる個室空間」をコンセプトに、全ての働く人にメインオフィスや自宅以外に“安心して、快適に働ける場”を提供していきたいと考えています。

point 0 marunouchiの概要
point 0 marunouchi
(C) 株式会社ナカサアンドパートナーズ

社会課題のひとつである「働き方改革」をテーマに、さまざまな空間コンテンツの実証実験を通じて理想のオフィス空間の実現を目指しています。実際のオフィス空間を活用して、オフィスでの動線や仕事中の姿勢、室内の温湿度や内装のデザイン、照明・音・香り、アルコールも含めた飲食など、さまざまな要素が働く人に及ぼす効率性や創造性、健康への影響ついてのデータを収集・分析し、オフィス空間のコンテンツ高度化を図っています。
2021年4月には個人ワークを対象にした全室個室を基本とするサテライトオフィス「point 0 satellite」をオープンするなど、「未来のオフィス空間」実現のためのソリューションとノウハウを幅広く提供しています。

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