イベントレポート

TOA株式会社は、3月5日(火)~8日(金)まで、東京ビッグサイト 東7・8ホールで開催された「SECURITY SHOW 2019」に出展しました。

「SECURITY SHOW 2019」に出展しました。

TOA株式会社は、3月5日(火)~8日(金)まで、東京ビッグサイト 東7・8ホールで開催された「SECURITY SHOW 2019」に出展しました。

「SECURITY SHOW 2019」は、防犯カメラやサイバーセキュリティ、防災設備などの最新の安全管理製品やサービスが展示される国内最大級のセキュリティ総合展です。今年で27回目の開催で、180社が最先端のセキュリティ関連製品・サービスを出展し、多くの来場者を集めました。

TOAでは、今回の「SECURITY SHOW 2019」において、工場市場に特化して「音の報せる力」と映像技術を組み合わせて、相乗効果によるセキュリティ対策、安全管理に役立つ各種ソリューションをご提案しました。

工場をイメージしたブース展開で、工場構内でのネットワークカメラ導入による画像認識システムを利用したサーバーレスのメーター監視システム、作業者の安全を確保する監視システム、工場内の避難誘導や構内放送を容易にする工場内コミュニケーションシステムを紹介。各システムがアラームを感知すると、自動放送やスマートフォンへの連絡(LINE)、ネットワークパトライトが自動で連動して異常発生を知らせることができます。
また、工場構外向けにも、駐車場監視に最適な配線不要のカメラ一体型レコーダーや、省スペースで事務所や管理人室などの狭い場所にも設置できるカメラ16台用壁掛型レコーダーなども出展しました。

ここでは、第27回「SECURITY SHOW 2019」のTOAの出展内容の概要をご紹介します。

ダブルイベントと乗り出し検知AIによる、工場安全ソリューション 参考出展

ダブルイベントと乗り出し検知AIによる、工場安全ソリューション

ネットワークカメラ映像内に危険エリアを設定し、カメラ映像と姿勢検知AIによる映像センシングにより、作業者の危険な姿勢を検知し、管理者に連絡するシステムです。表示機やメールなどの連絡に加えて、LINEなどとの連携もご提案しました。
設備環境に応じた装置の抑制動作などの条件制御も可能で、早期の危機発見による労働災害の予防、迅速な対応につなげます。

メーター自動読み取りによる、設備管理効率化ソリューション

メーター自動読み取りによる、設備管理効率化ソリューション

ネットワークカメラで撮影したアナログメーターの映像を、カメラ内蔵画像センシング機能によりメーターの針の位置を認識し、数値化します。読み取った数値が事前に設定した範囲を超えた場合には、表示機の制御やメール通知、アラーム発報により管理者に通知することができます。また、ネットワークカメラ内に計測データを保存することができるため、サーバー不要で時間推移による計測数値の変化をグラフ化して表示することができます。メーター計測用カメラとレコーダーを接続することで、複数のメーター映像やグラフの一括表示、設備の統合管理も可能です。
工場設備の保守管理や点検の省力化に貢献します。

車両速度認識による、場内安全管理ソリューション 参考出展

車両速度認識による、場内安全管理ソリューション

工場内の車両やフォークリフトなどの速度を防犯カメラ映像から計測し、速度オーバーを検知することができます。沖電気工業株式会社製の映像IoTシステム「AISION」により、映像配信の効率化と物体認識などの画像センシング認識技術、AI・アナリティクス技術の融合が可能です。車速検知とともに、車両認識などの映像を記録し、工場内の安全確保をサポートします。

ネットワークカメラ 「TRIFORA」シリーズ

ネットワークカメラ 「TRIFORA」シリーズ

「高画質」「長時間記録」「高感度」が特長のネットワークカメラ「TRIFORA」シリーズに、新たにラインアップされた業界初のJIS清浄度クラス1を要求されるクリーンルームに対応したカメラ、株式会社日立産業制御ソリューションズ製の12M全方位カメラに対応したネットワークレコーダーN-R5シリーズなどを展示しました。各種センサー機器との連動により、アラーム録画やモニターへの1画面表示、PTZカメラのプリセット移動などが可能です。
その他、防爆エリアなどの特殊エリアに対応したカメラのご要望も承りますので、ご相談ください。

無線通信機能付カメラ一体型レコーダー 近日発売

無線通信機能付カメラ一体型レコーダー

配線が困難な屋外の監視に最適でフルHDの録画が可能な「無線通信機能付カメラ一体型レコーダー」2機種を出展しました。
「遠隔監視対応 カメラ一体型レコーダー」は、インターネット経由で遠隔地からの映像確認や操作(※)、音声放送(※)が可能です。また、ホームページにそのカメラのライブ映像を埋め込むシステムを構築することもできます。自治体様向けの河川監視カメラや企業様の日々の取り組みなどを紹介するカメラとしても活用いただけます。
「メール送信機能付き カメラ一体型レコーダー」は、低ランニングコストの通信回線LPWAを使用し、カメラ異常発生時にはメール自動送信(※)が可能です。配線が困難な屋外の駐車場などの監視に最適です。

※別途「サービス」の契約が必要です。

同軸ケーブル配線 フルHD防犯カメラシステム

同軸ケーブル配線 フルHD防犯カメラシステム

既存のアナログカメラシステムの同軸ケーブルをそのまま使用し、フルHDの高画質防犯カメラシステムに設備更新できる「AHDカメラシステム」をご提案しました。遅延やコマ落ちのないフルハイビジョン映像、スマートフォンやPCでの映像確認やカメラ操作といったネットワークカメラに劣らない機能を低コストで実現できます。
さらに、「見る」「撮る」「再生する」の3つの機能を1台に集約したカメラ16台用の「壁掛型AHDレコーダー」も出展。壁に直接取り付けることができるため、守衛室や事務室のスペースを有効に活用できます。

「監視」「通話」「放送」の運用を一元化、ネットワーク型統合システム

「監視」「通話」「放送」の運用を一元化、ネットワーク型統合システム

建物が分かれている多棟構成の大規模工場内の放送設備や通話用端末、防犯カメラを、ネットワークで統合し、ひとつの画面から高品質で多様なコミュニケーションを可能にするシステムです。PC画面上での簡単操作で、システム全体の設定やマップ表示による状態確認・放送の制御を行うことができます。拡張性にも優れており、“メーター監視”や“作業者の安全確保”で発生したアラームに連動して、アラーム発生カメラの映像表示や放送起動(エリア選択可能)もできるため、安全で効率の良い作業環境を構築します。

音声連動サイネージシステム 参考出展

音声連動サイネージシステム

放送の音声で災害の発生やイベント情報などに気づかせると共に、連動して施設に設置されたデジタルサイネージの映像で詳細情報を案内する音声連動サイネージシステムを出展しました。観光・インバウンド・バリアフリー・防災情報などのさまざまな音声放送の中にID信号を埋め込んで発信し、スピーカーケーブルで接続することでサイネージ装置でID信号を解析し、画像や文字情報などの詳細情報をデジタルサイネージに表示します。
本システムは、1月21日(月)に東京都町田市にて行われた「東京都・町田市合同帰宅困難者対策訓練」で実証実験を実施しました。今後は、災害対策を必要とする地方自治体や公共交通機関、大型商業施設などへ提供を目指していきます。

TOAでは、今後も「音の報せる力」と映像による防犯・防災ソリューションを提供することで、工場をはじめ社会の安心・安全をサポートしてまいります。

第27回「SECURITY SHOW 2019」

日程 2019年3月5日(火)~3月8日(金)
場所 東京ビッグサイト(東京国際展示場)/東7・8ホール
URL https://messe.nikkei.co.jp/ss/

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