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赤ちゃんはどんな風に音を聞いているの?

赤ちゃんはどんな風に音を聞いているの?

人間が音から受ける影響は、すでに胎児として母親の胎内にいる時からみられます。生まれたばかりの赤ちゃんの音に対する感度は大人に比べて低く、例えば音の大きさに対する感度は大人の10分の1以下といわれています。しかし、赤ちゃんは、まだ母親のお腹のなかにいる頃から外の音に影響を受けながら過ごしています。その証拠に胎内の赤ちゃんの心拍数は外の音に反応して変化します。ある実験によると、新生児は生まれる前に外から聞こえた母国語や母親の声に対してより敏感に反応するという結果が出ており、人は、早い時期から音に影響を受けていることがわかります。

では、赤ちゃんは胎内でどんな音を聞いているのでしょうか。母親のお腹のなかで羊水を通して聞く音は、例えるなら水に潜って聞く音に似ています。実際に胎内で録音された音は、外で聞く音よりも高い音の成分がカットされ低い音になっています。ですから胎内には、細かい音の変化は届かず、大まかな音楽のメロディーや声の抑揚などが赤ちゃんに届いていることになります。

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