電子シャッター

電子シャッターとは、電気的にシャッターの働きを行うものです。CCDは光を電気信号に変える受光部と、その信号を転送する垂直転送レジスター、水平転送レジスターで構成され、受光部で発生した電荷をレジスターで順次、映像信号として転送しています。1回の転送は1/60秒で行われ、受光部に強い光が当たっても1/60 秒間だけで電荷の取り出しをストップしその後の電荷は捨ててしまいます。その結果、映像信号として取り出したものは1/60秒間だけの映像であり、 1/60秒のシャッターを使用したと同じ結果が得られることになります。この仕組みを利用したものが電子シャッターです。
【参照:高速電子シャッター