Billboard cafe & dining(ビルボードカフェ&ダイニング)

Billboard cafe & dining
(ビルボードカフェ&ダイニング) 様

「Billboard cafe & dining(ビルボードカフェ&ダイニング)」のイメージ画像

高音質の空間で、食事とともにBGMが楽しめるカフェ。
最新のオーディオシステムを設置した、自分だけのプレイリストを楽しめる個室も。

概要

2018年3月に開業した、芸術文化・エンターテインメントの街「東京ミッドタウン日比谷」。その3階にオープンしたのが、新たな音楽の楽しみ方を提案する「Billboard cafe & dining(ビルボードカフェ&ダイニング)」です。
店内はアナログ・デジタルの多様なフォーマットに対応するサウンドシステムが構築されています。なかでも音響メーカーが推奨するオーディオを備えた4つの個室は、お客様が好きなBGMをかけながら食事や会話を楽しむことができる人気の空間です。そのうちの1室に採用されたのが、TOAのアコースティックモニタースピーカーME-50proです。

納入情報

納入先 Billboard cafe & dining(ビルボードカフェ&ダイニング) 様
納入品 アコースティックモニタースピーカー ME-50pro
納入時期 2018年3月
採用背景 食事とともにBGMを楽しめる空間としてオープンしたビルボードカフェ&ダイニング。店内には、音響メーカー各社が推奨するオーディオシステムを備えた個室が4室設けられました。TOAならではの高音質なスピーカーME-50proが評価され、個室の1室に採用されました。

課題と解決のポイント

課題

  • カフェのコンセプトでもある「音楽と心地よい時間へのこだわり」が感じられるオーディオシステムを設置したい
  • 高音質の空間で、食事とともにBGMを楽しめる環境に設置できるスピーカーがほしい
  • 各社こだわりのオーディオシステムを設置する個室環境でも存在感を発揮する、インパクトのあるスピーカーを設置したい

解決のポイント

  • 1Hz、1dBの差を聴き分けられるようになるための社員の聴能形成用に開発したアコースティックモニタースピーカーME-50proを提案。
  • 妥協を一切廃した「ネットワークボックス」で周波数特性のフラット化、位相特性の調整を行い、ウーハー及びツイーターの使用をピストンモーション帯域に限定することで高い性能を実現。ジャズやクラシックなどジャンルを問うことなくあらゆる音楽鑑賞に対応した環境を構築
  • 個室内の黒基調のインテリアに映えるようスピーカーをイタリアンレッドにカラーリング

詳細

背景

ビルボードライブが手がける新業態、新たな音楽の楽しみを提案するカフェ。
音響メーカー推奨のオーディオシステムが入る個室を検討。

ビルボードカフェ&ダイニングは、新たな音楽の楽しみ方を提案するカフェとして、ミッドタウン日比谷にオープンしました。食事と同じようにBGMや空間もお客様が自由に選べるようにと専用の個室が設けられました。個室では、BGMアプリ『OTORAKU』からお気に入りの曲を選択したり、CD、レコードを持ち込んで好きな音楽を楽しむことができる空間として期待されていました。

課題

各社こだわりのオーディオシステムが設置される個室環境で、耳の肥えたお客様に満足していただける、高音質でインパクトのあるスピーカーを。

4室ある個室では、ビルボードカフェ&ダイニングのコンセプト「音楽と心地よい時間へのこだわり」が充分に感じられる、最新のハイエンドなオーディオシステムがとくに求められました。国内外の音響メーカー各社がそれぞれこだわり抜いたオーディオシステムを設置する中で、TOAとしても個室環境で存在感を発揮する、インパクトのあるスピーカーを要望されました。

解決策

社員の聴能形成用に開発したアコースティックモニタースピーカーME-50proをご提案。
こだわりの「ネットワークボックス」で周波数特性のフラット化、位相特性の調整を行うことで、ジャズやクラシックなどジャンルを問わずあらゆる音楽鑑賞に対応できる音環境を構築。

ビルボードカフェ&ダイニングの個室の1つに採用されたのが、アコースティックモニタースピーカーME-50proです。ME-50proは、1Hz、1dBの差を聴き分けることを目的に行われるTOA社員の聴能形成用に開発されたスピーカーです。TOAの音の匠伝承プログラム『音塾』のリファレンススピーカーとしても使用されています。
コンパクトな本体ながら、一切の妥協を廃した「ネットワークボックス」により、周波数特性のフラット化、位相特性の調整を行うことで、さまざまなジャンルの音楽鑑賞に対応できる環境を構築しています。個室内の黒基調のインテリアに映えるイタリアンレッドのカラーリングで、外観でも音質でも存在感を発揮するスピーカーです。

  • ビルボードカフェ&ダイニングの個室内に設置されたME-50pro。食事やお酒と一緒に自分が聴きたいBGMやCDを選んで持ち込み、楽しむことができる。中央にあるのがこのシステムの心臓部となる「ネットワークボックス」。
  • ディテールにもこだわり、アールの美しさ、塗装の美しさは壁面の模様がスピーカーに映りこむほど。
  • スピーカーユニットに必然的に現れる位相や特性の乱れをひとつ一つ丁寧に補正し、アンプがストレスなく駆動できるように理想的な負荷状態を構築する「ネットワークボックス」。

インタビュー記事

「お客様がそれぞれ違う音楽を楽しめるようになれば、新しいカフェ・レストランとしての可能性や楽しみが広がると思います。」

株式会社阪神コンテンツリンク

ビルボード事業部

上席部長 松峯 真一 様

「こんなに小さなスピーカーからなぜこれほどいい音が発せられるのか、というのが第一印象でした。」

株式会社ソードクリエイティブ

代表取締役 剱菱 一郎 様

「『機器ではなく、音を買っていただく』という理念で、音の専門メーカーとしての使命を果たしていきたいですね。」

TOA株式会社

エンジニアリング部

技監 『音塾』塾長 松本 泰

-アコースティックモニタースピーカーME-50proを開発されたのはどういった経緯からですか?

松本

実は、ME-50proは匠の技術伝承を目的に弊社社員の聴能形成のために開発したスピーカーなんです。細かい音まで徹底的に再現し、1Hzの音の高低や1dBの大きさの違いまで聴き分けられるようにと、採算度外視で一切の妥協を排除して開発しています。

そのため、一般には販売していなかった商品ですが、今回たまたま剱菱さんにジーベックホールでME-50proを聴いていただいて「面白い!」と評価していただいたことが今回の採用につながりました。

-アコースティックモニタースピーカーME-50proを聴かれた感想は?

剱菱 氏

こんなに小さな本体からなぜこれほどいい音が発せられるのかというのが第一印象です。これまで表に出てきていなかった商品ということもあり、非常に面白いと思いました。スピーカーは見た目も大事ですが、やはりいい音が出ることが一番です。

こんな小さいスピーカーから出る音とは思えないと、ずっと聴き入りました。確か、「どこかにサブウーハーを隠していません?」と松本さんに確認したことを覚えています。それほど、ME-50proから出る音にインパクトを受けたので、ビルボードカフェ&ダイニングに設置するのに見た目のインパクトも出せたらと、インテリアにも映えるイタリアンレッドを提案しました。

松峯 氏

最初にME-50proを見て、音を聴いて、すぐに「ほしい!」と思いました。ビルボードカフェ&ダイニングの「音楽と心地よい時間へのこだわり」というコンセプトは、他にはなかなかありません。女性同士や50代以上のお客様がよく予約されて、CDなどを持ち込まれたり、アプリのプレイリストなどを楽しんでいただいています。家庭でこのような空間を作るのは難しいので、お客様からも非常に喜ばれています。

-ME-50proのこだわりのポイントは?

松本

以前にある人から「日本の音をつくってほしい」といわれたことがあるんです。鈴虫の声や風で擦れる笹の葉の音からは、日本の四季が感じられますよね。そうした音をしっかりと再現できる、小さくて反応のいいスピーカーを作ろうと思いました。

しっかりとした音が出る大きなスピーカーは世の中に数多くありますが、大きいとどうしても反応が鈍くなり、細かい音が聴こえづらくなってしまいます。そのため、小さいスピーカーにこだわりました。ただ、小さいだけだと低音が出づらくなるという問題があるため、そこをクリアできるように調整しています。

スピーカー本体に入りきらない電子部品などを、あえてスピーカー本体から外に出してレイアウトしたのが「ネットワークボックス」です。スピーカーユニットに必然的に現れる位相や特性の乱れをひとつ一つ丁寧に補正するもので、アンプがストレスなく駆動できるように理想的な負荷状態を構築しています。結果、大出力から微小出力まで、リニアな再生を可能にしました。音を小さくしてもバランスが崩れないので、よく驚かれます。

また、塗装や角のアールといった意匠のディテールにもこだわりました。

-長岡の花火大会の音も流したことがあるとか?

松本

毎年、世田谷にあるアンテナショップで、日本三大花火に数えられる新潟県の長岡まつり大花火大会の模様をプロジェクターとモニタースピーカーで上映しています。2017年には、このME-50proとサブウーハーで音を流したところ、「私が子どもの頃に土手で聴いた花火の音がする」と握手をしに来られた年配のお客様がおられました。きっと、当時の記憶にタイムスリップされたのではないでしょうか。

花火が上がると、拍手が起きる。プロジェクターの花火の映像をスマホで撮影されるお客様もいらっしゃったほどで、リアリティのある音を届けることができたのではないでしょうか。音には人を惹きつけるインパクトとリアリティがあると、改めて感じさせられました。ただ、花火の映像を流しているだけでは、このようなことにはならないと思います。

-TOAに期待していることを教えてください。

剱菱 氏

ME-50proの音はフラットで正確無比です。ここまで純粋無垢の音を出せるということは、「感性に響く音」をつくる段階にまで行けるということだと思います。だから、TOAさんには次のステージである「音響メーカーとしての色付け」に進んでいただきたいですね。

音響メーカーでも、TOAさんのようにフラットな段階を極めずに色付けしていくところが多いのですが、それでもいい音を出しているメーカーもあります。そこが音の奥深いところで、フラットであることが必ずしも「いい音」というわけではないのです。いわばホワイトキャンパスのような状態ですね。ここから先が非常に面白いところなので、TOAさんには早く次の段階に進んでいただきたいですね。

松峯 氏

もともとTOAさんには、テラス席用の指向性スピーカーを研究・開発してもらっていました。テーブルの上に指向性の高いスピーカーを設置して、それぞれのお客様に好きな音楽を聴いていただける形を考えていたのですが、開放的な空間ではどうしても席ごとの音が気になるということで、まずは個室でということになりました。

今後は、当初の理想である開放的なテラス席に設置できる指向性の高いスピーカーの実現を期待しています。オープンな空間でそれぞれ違う音楽を聴けるようになれば、お客様同士の会話も一層盛り上がるのではないでしょうか。新しいカフェ・レストランとしての可能性や楽しみが広がると思います。

-最後に、TOAの今後の音作りについての展望を教えてください。

松本

お客様にはスピーカーやアンプといった商品だけでなく、「こんな音がほしい」といったベースのところからご相談いただきながら、一緒に高みに登っていけたらと考えています。

弊社には『音塾』という、音の匠の技術継承のためのプロジェクトがあるんです。TOAには80余年の歴史があり、その中で培われてきた匠の技術を継承していかなくてはなりません。食品メーカーが官能試験を行うように、TOAも音のメーカーとしてきちんと音を判断でき、お客様と話ができる人材を育てていく必要性があります。剱菱さんのようなサウンドエンジニアの方とお仕事をさせていただくときに、数値上の特長・特性だけでなく、音色や音質などの幅広い議論をしながらコーディネートができる人材ですね。

このように次世代の人材を育成しながら、「機器ではなく、音を買っていただく」という理念で、音の専門メーカーとしての使命をこれからも果たしていけたらと考えています。

ビルボードカフェ&ダイニングの概要

2018年3月29日にオープンした「東京ミッドタウン日比谷」の3Fに出店した、ビルボードライブの新業態。“~My tune, My time~produced by Billboard Live”「音楽と心地よい時間へのこだわり」をコンセプトに、高音質の空間で食事をしながらBGMが選べる、新たな音楽の楽しみ方を提案するカフェ。参画音響メーカー各社推奨のオーディオを備えた個室、日比谷公園を一望できる開放的なテラス席、アナログやデジタル音源といった多様なフォーマットのオリジナル・プレイリストに対応するサウンドシステム、レコードやCDのセレクトショップを併設。さらに「ビルボードライブ」に出演したアーティストのフェイバリット・メニュー、ネット配信可能なアコースティックライブやトークイベントを開催するなど、音楽と食のコラボレーションが実現するエンターテインメントなカフェとなっています。

導入商品

  • アコースティックモニタースピーカー ME-50pro

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