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2009年10月15日新商品情報

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IPネットワークに接続可能な統合連絡システム「パケットインターカム」を拡充し、防犯機能を強化

新商品のイメージ画像

TOA株式会社(本社:神戸市、社長:井谷憲次)では、学校や商業施設向けの統合連絡システムである「パケットインターカムシステム」を拡充し、防犯向け機能を強化した拡張用機器を10月16日より新発売いたします。

カタログ:PDF 仕様図:PDF Photo:JPG

「パケットインターカムシステム」は、施設内やイントラネットなどで接続された拠点間での専用端末による通話や、放送設備と連動した館内放送などの機能を持った統合連絡システムです。通話や操作を行う各種端末と、外部機器との連動ユニットなどで構成されます。社内LANなどIPネットワークに直接接続でき、専用の配線が不要で設置が容易、長距離間や広域施設の連絡システムを容易に構築できるなどのメリットがあります。今回の拡充は、緊急呼出や通話録音など、セキュリティ用途の機能が主となります。

<参考>パケットインターカムシステムURL:
https://www.toa.co.jp/products/news/2005/051007.htm


今回発売するのは、パケットインターカムシステムの拡張機器と金具の計6機種。現行商品と組み合わせて使用します。新商品の発売にあわせてセキュリティ機能を追加し、システム全体の機能強化を実現しました。価格の一例として、離れた3箇所の駐車場施設と、警備会社との通話システムを構築した場合、現行商品も含めたシステム全体として約300万円の見込みです。(工事費別) 新システムの年間導入数は、10セット程度を見込んでいます。

品名 品番 機能
サブ端末接続ユニット N-8000RS サブ端末(呼出ボタン付きマイク・スピーカー)との接続機能
局線I/Fユニット N-8000CO 本機の内線と、外線との通話機能
電話I/Fユニット N-8000AL アナログの電話機との通話機能
音声I/Fユニット N-8000AF 録音機器や拡声機器との接続機能、およびタイマー機能
ダイレクトセレクトユニット N-8000DI 発信や着信表示などの動作操作盤との接続機能
I/Fユニット壁掛金具 YC-850 ユニットの壁掛設置用の金具

【市場】
学校等の校内緊急通報システム、工場の呼出放送や、病院・福祉施設の構内インターホン、交通機関や商業施設、オフィス、駐車場、公園の緊急呼出、業務連絡放送、館内放送など。

【強化された機能】
<セキュリティ用途の新機能>

新機能として、緊急時に個別端末の呼出ボタンを押した際に警備室など特定の個別端末を優先して呼び出す「緊急呼び出し機能」、同様の動作を周囲音量が叫び声などにより一定レベルを超えた際に行う「音声トリガー機能」を搭載。また、複数の端末から呼び出しを受けた場合に、任意の端末の呼び出しを選択して応答できる「選択応答機能」や、門扉の端末による来訪者とのやり取りの録音機能など、防犯・セキュリティ用途向けの機能を多数搭載しています。加えて、操作にあわせて赤色表示灯を作動させるなど、外部機器との連動も可能です。また「緊急一斉ページング機能」では、拡声放送設備と連動することで全館への緊急放送を優先して行えます。

<接続端末数の増加>
システムの拡張性が強化され、個別端末の最大接続台数が従来の最大1280台から、最大3072台に増加。より大規模な施設でのシステム構築が可能になりました。

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