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音空間[otokukan]

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vol.11
感じるチカラが目を覚ます、癒しのおもちゃ箱
宮城県玉造郡岩出山町「感覚ミュージアム」音響設備
 
手のひらの感覚、鼻をくすぐる香り
闇の暗さ、光のまぶしさ、ふと耳に届く音。

現代に生きる人が、どこかに忘れてきた
“五感”という豊かなセンサーを

ゆっくりともみほぐし、磨きをかければ、
ほら、いつもの空もずっときれいに見える。

 
音のプロフィール

感覚ミュージアムの展示物は、一見とらえどころのないコンテンポラリー・アート。ただ見ているだけではその本当の意味はわかりません。館内のオブジェやスペースは、ここに来た人たちが自分自身のさまざまな“感覚”に気付くための、アーティストたちの仕掛けだからです。変化する光も、漂う香りも、繊細なサウンドも、このミュージアムのすべてが感性体験のための展示物。思い思いに向き合えば、眠っていた五感も目覚めてきます。


(MP3 2,063KB)

 

【岩出山町プロフィール】
「学問の町」岩出山は、政宗公により近世の町並み、治山治水による産業の振興が図られ、和歌や能(仕舞い)など京風土が漂う独自の文化をもつ、個性豊かな町です。

岩出山町役場ホームページ
(現・宮城県大崎市)
http://www.city.osaki.miyagi.jp/
.miyagi.jp/

 

感覚ミュージアム1
見て、触れて、感じるミュージアム
闇の暗さを、光のまぶしさを、どれだけ知っていますか。草のささやきを、風の香りを、感じたことがありますか。情報化時代に暮らす私たち。電話やパソコンなどの機械を使えば、どんな情報でも簡単に手に入ります。でもその一方で、自分自身の身体を介して外界の様々な情報を得る方法を、いつしか忘れてしまっているのではないでしょうか。
東北の玄関口、仙台から、名湯鳴子温泉へと向かうローカル線の途上。日本のどこにでもあるような小さな町、思いきり広い空と遠くに連なる山並みが心地いい岩手山町で、その不思議なミュージアムは訪れる人をやさしく迎えます。

ここは“見る”ための美術館でも“聞く”ためのコンサートホールでもありません。五感をフルにはたらかせて、何かを“感じる”ためのミュージアムなのです。
円形の広場を抱きかかえるような建物のエントランスを入ると、ふっとやさしい気持ちになります。どこかで嗅いだことがある花のような、草のようなほのかな香り。天井まである大きな歯車のオブジェの向こうからは、子供の頃に遊んだおもちゃの楽器の音が響いてきます。
入館者が最初に出会う『ダイアローグゾーン』は、自分の五感と向き合うためのイントロダクション。香りや作品を体験してみることで、作者の感性と語り合うことができるというわけです。
感覚ミュージアム2
次のゾーンへとつながる通路には、衝撃的な体験が待っています。黒いカーテンを押し開けて入る『闇の森』。そこは、まったく光のない暗黒の空間!
およそ人が生活するところ、夜といっても少しの明かるさはあるものです。それが、ここでは自分の手さえ見えない真っ暗闇。壁の曲がりくねった手すりを頼りに進んでいくと、普段は意識しない感覚が際だってきます。
手の平で触る壁の感触、通り過ぎるわずかな光、「何の音だろう」、「いい香りがする」、目には見えなくてもたくさんの情報が感じられることは新鮮な“発見”です。
闇の森を抜けると、さらに驚きが待っています。暗闇を抜け出そうと光の差し込むカーテンを急いで開けると、そこは目もくらむような明るさ。
ガラスと鏡が万華鏡のように光を増幅する異空間が現れます。太陽の光にこんなにパワーがあったなんて!
感覚ミュージアム3
再び暗闇の通路を抜ければ、そこは『モノローグゾーン』。ここは、リラックスしながらすべての感覚をリセットしてみる場所。砂に映る光とサウンドのうつろいと戯れるのもよし、水面の揺らめきにシンクロするサウンドに耳を傾けるもよし、漆塗りの水のないプールに横たわって、静かな空気に身を任せるもよし。
ひとつひとつ手作りされた30万本のこよりでできた『香りの森』で、円柱のくぼみに顔を寄せれば、岩出山町の豊かな自然からピックアップしたやさしいサウンドと、そこからイメージする香りがイマジネーションの世界を広げてくれます。 さまざまな感覚体験で、忘れかけていた五感が目覚めたら、ミュージアムの外に出て空を見上げてみましょう。いつもの空気も雲の色もなぜだかずっときれいに思えるはずです。
感覚ミュージアムは、岩出山町の福祉施設などが集まった『あったか村』の中心施設です。あったか村にある、おとしよりのための施設や保育所、福祉センターなどの諸施設と、町の内外からの来館者をつなぐ橋渡しの役割も担っています。
文化施設としては類のない“癒し系”ミュージアムは、感性福祉という新しい視点の公共サービスを提案しています。ストレスに満ちた現代、このミュージアムのコンセプトに共感する人は続々と増加して、人口1万4千人のこの町で、来場者は年間5万人。20代のカップルに人気なのだそうです。
すばらしい自然にかこまれた岩出山町、感覚ミュージアムは繊細な美しさに満ちたこの町で暮らすことの贅沢さを再認識するための大きなおもちゃ箱なのかもしれません。

感覚ミュージアム
 開館時間:9:30〜17:00(最終入館16:30)
 休館日:毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)
 入館料:大人500円、高校生300円、小中学生250円
 (20名以上の団体料金、回数券、年間パス券あり)
【ホームページ:http://www.kankaku.org/
感覚ミュージアム
納入システム 感覚ミュージアムシステム概要
【納入システム】
・音演出用装置

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