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vol.2
巨大スタジアムを包むやさしい音のヴェール
神奈川県横浜市横浜国際総合競技場
 
7万の観衆を飲み込む、威容をたたえたスタジアム。

コンクリートの神殿と オブジェの樹木を取り巻いて、

たくさんの音の妖精が、飛び跳ね、語りかける

やさしい空気がありました。

 
音のプロフィール

バックスタンド前の広場では15分ごとにリズミカルな舞台が繰り広げられる。
広場にそびえるメッシュアートの上下に隠されたスピーカから溢れ出す音楽、そのリズムに合わせて形を変える噴水。広場を立体的に駆け巡る音は、これから競技場で繰り広げられる祝祭へのプロローグを奏でる。


(MP3 2,019KB)
【横浜国際総合競技場】
世界中が注目する中、2002FIFAワールドカップの決勝戦が、この横浜国際総合競技場で開催されました。サッカーだけでなく、さまざまなスポーツの国際試合はもちろん、ライブコンサートからトラック個人利用まで、多くの人々親しまれています。
横浜国際総合競技場ホームページ
※現・日産スタジアム
http://www.nissan-stadium.jp

 

自然の風景
スタジアムを彩る音と水の演出
そのスタジアムは一目で見渡すのが不可能なほど巨大なコンクリートの塊。
 圧倒的な存在感が目前に開けてきたとき、どこからともなくふと心地よい音のささやきが耳をよぎります。
「今の音楽はどこから?」
軽い驚きを楽しみながら足を進めると、こんどは噴水とアートのオブジェで飾られたスタンド前の広場から楽しげな雰囲気が伝わってきます。
広場の真中でリズミカルに姿を変える噴水は、オブジェの合間を悪戯っぽく跳ね回る音楽を追いかけながら、楽しいアンサンブルを見せてくれます。

あまりの人なつっこさに、子供が思わず水の柱に駆け寄ります。
「気をつけて!今日は寒いよ!」
地上7階、7万人収容、屋外総合競技施設として日本一の規模と設備を誇る横浜国際総合競技場。
新横浜駅に程近い鶴見川周辺に、大規模な開発が進む横浜市民の憩いのゾーンの核となるものです。
一帯の公園施設との調和、人のふれあいをはぐくむ場所として、建物の周囲は季節や時間によって多彩に変化するさまざまな音で表情付けられています。単に競技を行い、観戦する場所というわけではないのです。

近代的な小学校校舎と、播磨科学公園都市の施設
サッカーダイナスティカップ日本対韓国戦、キリンカップ日本対チェコ戦、国体秋季大会陸上競技、そして天皇杯サッカー....誕生後1年を迎えようとするこの競技場を舞台に繰り広げられてきた輝かしいスポーツの歴史に、まもなく世界の人々の記憶に深く刻み込まれる大きな感動が書き加えられるはずです。
その名はサッカーワールドカップ。
2002年、日本と韓国、海を挟んだ2カ国で開催されるビッグイベントの会場のひとつに、横浜国際総合競技場は選ばれました。

熱戦が繰り広げられるこの場所には、あまねく世界から熱狂的なサポーターが集い、何億人もの視線が注がれます。
会場へと向かう、文化や言葉の違う人々に、ユニークな音の出迎えはどんな印象を与えるのでしょうか。
やがてここが、アスリートの聖地としてあこがれと畏敬の対象になったとしても、その神殿を取り囲む音の妖精は、訪れる市民の人たちに日々憩いと安らぎを与える暖かな表情を崩しはしないはずです。

横浜国際総合競技場(音環境デザイン) 納入システム1
競技場周辺の音デザインは、千代田化工建設株式会社が全体プロデュースを行い、株式会社ジーベックがディレクション。
作曲は、音環境デザイナーの伊東廣孝氏のもと、環境音楽の第一人者である吉村弘氏、イノヤマランドが担当。
TOAのシステムは、これらの総合的な音環境デザインをサポートしています。

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