神戸発!ポートアイランド(第2期)「KOBEモビリティフィールド」で ローカル5G共創フィールドを導入し、未来志向の取り組みを加速

2022年 5 月26日

会社

TOA株式会社(本社:神戸市、社長:竹内一弘)が参画する「KOBEモビリティフィールド協議会」は、この度、ポートアイランド(第2期)「KOBEモビリティフィールド」に次世代無線ネットワーク(ローカル5G)を導入しました。今後、市民の安全安心の実現に向けて、ローカル5Gの有用性を検証し、未来志向の取り組みを一層加速させます。

神戸市・神戸モビリティフィールド ロゴ
1.経緯

TOAと神戸市、および日本コンピューターネット株式会社(本社:大阪市、社長:沖 貴博、以下「NCN」)は、神戸発の安全で安心な国産ドローンを活用した新たな情報発信の検討等を継続的に取り組むため、2021年8月17日に連携協定を締結しました。三者は、神戸ポートアイランド(第2期)に、都市部で180m✕100mの広さを持つ共創フィールド「KOBEモビリティフィールド」を開設し、①国産のスピーカー搭載ドローンや②地上走行ロボットの開発等に取り組んでいます。

ローカル5Gは、「超高速」「低遅延通信」「同時他接続」を実現する5Gネットワークを、多様なニーズに応じて高セキュリティーで構築できる自営の無線通信網です。2022年4月26日に総務省より「KOBEモビリティフィールド」で申請したローカル5G(Sub6、4.7GHz帯)無線局が免許の付与を受けました。この度の免許取得で企業・研究機関など、それぞれのユースケースに合わせたローカル5Gの電波特性の確認、機器との接続検証など性能評価の利用が可能となりました。

今後、社会実装に向けた検証と課題を解決するため2022年3月に設立された「KOBEモビリティフィールド協議会」を通じて活用して参ります。

2.TOAにおける今後の取り組み

TOAは、ローカル5Gの環境下で「KOBEモビリティフィールド」の立地の優位性を活かし、国産のスピーカー搭載ドローンの開発および災害時の活用について、社会実装に向けた検討・検証を行うことで、未来志向のテクノロジー実現の取り組みを推進していきます。当社の強みである音と映像の技術に、次世代のネットワーク技術を掛け合わせることで、必要な情報を、必要な人や場所へ、適切なタイミングで伝えるソリューションを開発し、誰一人取り残さない減災・防災の実現を目指します。

参考:KOBEモビリティフィールド協議会について

概要

「KOBEモビリティフィールド協議会」は、2022年3月1日、TOAとNCNにより、神戸発の安全で安心な国産ドローンを活用した新たな情報発信の検討等を継続的に取り組むため、2021年8月17日に神戸市と締結した連携協定に基づき設立しました。フィールドを利用希望する企業・研究期間などに参画を促し、未来志向のモビリティサービス実現に向けた取り組みをより加速させ、市民の安全安心に貢献することを目指しています。

主な参画企業・団体(順不同)
  • 日本コンピュータ―ネット株式会社
    大きな災害を経験した神戸発信で、防災を中心にモビリティのお役立ちが出来るフィールドとしてさまざまな可能性に向け活用が進むように運用して参ります。
  • TOA株式会社
    神戸市に本社を置く業務用音響及び映像設備メーカーとして、本フィールドにてドローンなどを活用した災害時の新たな情報発信の検討をおこない、市民の安全安心に寄与できるよう努めて参ります。
  • 兵機海運株式会社
    瀬戸内海を中心として、船を利用した実験フィールドを活用したドローン物流の実証実験に参加し、災害時への対応など社会に貢献できるように取り組んで参ります。
  • 大阪公立大学 都市科学・防災研究センター(UReC)
    KOBEモビリティフィールドを活用し、まちづくりや防災減災に関する教育・研究を進めて参ります。
  • I&H株式会社 (阪神調剤グループ)
    フィールドの活用を通してモビリティとヘルスケアが融合する新たな可能性を見出し広く社会に貢献できるよう取り組んで参ります。
  • 日本電通株式会社
    KOBEモビリティフィールド協議会及びパートナー企業様に、広くローカル5Gの有用性を体感していただく環境を構築し、安全で安心してご利用いただける無線通信技術をご提供いたします。
  • 尾道工業株式会社
  • 中村工業株式会社
  • ソフトバンク株式会社(今後参画予定)
ポートアイランド(第2期)「KOBEモビリティフィールド」

「KOBEモビリティフィールド」は神戸の都心ポートアイランドに立地し、ドローンをはじめとした次世代モビリティの飛行、走行が可能な実験フィールドです。企業・学校などに防災を中心にモビリティ試験利用の場を提供し、ドローンなどの社会実装の展開に広く貢献することを目指します。

神戸モビリティフィールド場所
過去の関連ニュース