音色で、夜を彩る。 神戸ルミナリエ2008音演出のお知らせ

ニュースリリース

2008年12月 3日会社

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音色で、夜を彩る。
神戸ルミナリエ2008音演出のお知らせ

TOA株式会社(本社:神戸市、吉川隆典社長)と、株式会社ジーベック(本社:神戸市、島田政紀社長)では、神戸ルミナリエ(12/4〜12/15)に対してオリジナル音演出を行いますのでお知らせします。

音演出の主な特徴

TOAグループによる神戸ルミナリエ音演出は、今年で13回目となります。今年度は、神戸ルミナリエ2008のテーマである『光のインフィニート』をうけて、オリジナル楽曲を新たに制作。TOAの音響機器を使用した音演出により、光の祭典を音で演出します。

作曲は’99年より神戸ルミナリエ楽曲を担当している上田益氏。演奏は、盲目のヴァイオリニスト 白井崇陽がソロ・ヴァイオリンとして参加しています。
楽曲は西洋の宗教曲をモチーフにしたオリジナル曲で、合唱やストリングスを中心に構成。制作した曲数は、神戸ルミナリエ点灯時の楽曲1曲と、メイン会場演出用の5曲の計6曲です。メイン会場では、会場入り口であるフロントーネから、クライマックスの東遊園地までを5つのエリアに分割し、それぞれに異なる楽曲を割り当てます。会場を進むうちに、音楽は静と動の要素をおりまぜながら、荘厳なクライマックスへ展開していきます。
ハードウェアにおいてはTOAのスピーカーを会場内に約100台設置、期間中の音演出の運営はジーベックの音響スタッフが行います。

ジーベックについて
TOA株式会社の100%出資子会社。主に、音ソフト(コンテンツ)の制作、現場での音響オペレート、イベント企画などを専門に行う。96年より神戸ルミナリエの音演出を担当。

神戸ルミナリエオリジナルCD発売
実際に会場の音演出に使用されているオリジナル楽曲6曲と、エクストラ・トラックとして震災の日の深い悲しみと明るい未来へ希望を歌った曲『しあわせ運べるように』を収録したオリジナルCDが発売されます。同CDは、神戸ルミナリエ公式グッズとして、期間中会場内で販売されます。

CDタイトル Kobe Luminarie 2008
(神戸ルミナリエ2008公式グッズ)
作詞・作曲 上田 益(神戸ルミナリエ演出楽曲)、
臼井真(しあわせ運べるように)
価格 1,000円(7曲入、税込)
取り扱い場所 神戸ルミナリエメイン会場、
東遊園地内臨時観光案内所(期間中のみ)
通信販売のお問合せ 株式会社ジーベック
〒650-0046 神戸市中央区港島中町7-2-1
電話 078-303-5600、FAX 078-303-4632
http://www.xebec.co.jp/luminarie/

アーティスト紹介

上田 益(うえだ・すすむ、作詞・作曲)
1956年生まれ。1998年冬季長野オリンピックの公式式典曲「ウインター・フレーム」を作曲。神戸ルミナリエ演出楽曲の作曲を、99年より担当している。

長岡京室内アンサンブル(弦楽器)
1997年3月結成。国内はもとより海外での演奏も精力的に行い、好評を博している。「第20回音楽クリティッククラブ賞」「エクソンモービル音楽賞・洋楽部門奨励賞」「ABC音楽賞・大賞」など受賞、長岡京市より「文化功労賞」も受賞している。

アンサンブル・ヴォックス・フマーナ(コーラス)
団体名は、ラテン語で「人の声」の意。'99年より神戸ルミナリエのコーラスを担当。松蔭室内合唱団、バッハ・コレギウム・ジャパン神戸の合唱団を母体に鈴木雅明により結成された。

白井 崇陽(しらい たかあき ソロ・ヴァイオリン)
筑波大学付属盲学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部バイオリン科を卒業。2007年 1月公開の映画「あなたを忘れない」の挿入歌に参加。現在、月1回のティータイムコンサートを中心に、ソロ・デュオ・室内楽などで活動中。2008年10月1日、オリジナルアルバム「大いなる刻(とき)」で待望のCDデビューを果たす。



音演出詳細(CD収録曲紹介)
1. 永久(とわ)に Aeterna
2. 出会いと別れ Occursus et discessio
3. Ventus
4. 涙は祈りになる Lachrimae sunt precationum
5. 未来への架け橋 Transitio futuri
6. 光の花束 Lux floris fascicule
Extra Track しあわせ運べるように

CDは7曲で構成され、1曲目は、点灯時に流れる音楽。教会で録音した鐘の音と共に、神戸ルミナリエが点灯されていきます。2曲目は、フロントーネから始まる最初のブロックで流れる耳に優しいコーラスが印象的な曲、3曲目はガレリア2番目のブロックで流れる少し現代的にアレンジされたミサ曲、4曲目はガレリア3番目のブロックで流れる厳かなレクイエム、5曲目はガレリア最後のブロックで流れる心安らぐ曲、6曲目は東遊園地のスッパリエーラで流れ、優しいストリングスの調べからオペラのごとく曲が展開していきます。(東遊園地では2曲目から6曲目が流れます)そして7曲目には、震災の日の深い悲しみと明るい未来へ希望を込めて臼井真が作詞・作曲した『しあわせを運べるように』を収録しています。

作曲者コメント「神戸ルミナリエ2008」音楽製作にあたって 上田 益
1999年に初めて神戸ルミナリエ会場演出用の音楽を担当してから、今年で10年目となります。この間、作曲した曲数は、実に約70曲になります。毎年のテーマに沿いながら、当初より音楽に込める思いとして一貫してきたことは、「震災で亡くなられた多くの方々と、過酷な現実に直面しながら、復興への努力を今なお続けていらっしゃる神戸の人たち」への気持ちを忘れないという事でした。「追悼と未来への希望」という言葉に集約される思いを込め、毎年作曲しています。

今年の音楽には、長岡京室内アンサンブルのメンバーの方が参加して下さいました。音楽的なクオリティーの高さで、国内外で注目を集めている方々です。今年の音楽が聴いて下さる皆さんの琴線にふれることができれば幸いです。

音演出配置図
音演出配置図
 

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