音色で、夜を彩る。神戸ルミナリエ2007音演出のお知らせ

ニュースリリース

2007年12月 4日会社

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音色で、夜を彩る。神戸ルミナリエ2007音演出のお知らせ


TOA株式会社(本社:神戸市、吉川隆典社長)と、株式会社ジーベック(本社:神戸市、島田政紀社長)では、神戸ルミナリエ(12/6〜12/17)に対してオリジナル音演出を行いますのでお知らせします。

音演出の主な特徴

TOAグループによるルミナリエ音演出は、今年で12回目となります。今年度は、ルミナリエ2007のテーマである『光の紀元』をうけて、オリジナル楽曲を新たに制作。TOAの音響機器を使用した音演出により、光の祭典を音で演出します。

*初年度は、音演出の実施はありません。

作曲は’99年よりルミナリエ楽曲を担当している上田益氏。演奏は、昨年よりソリストを務めるカウンタテナー(注)歌手 横田裕一を今年も起用。加えて、盲目のヴァイオリニスト 白井崇陽がソロ・ヴァイオリンとして、今年から新たに参加しました。
楽曲は西洋の宗教曲をモチーフにしたオリジナル曲で、合唱やストリングスを中心に構成。制作した曲数は、ルミナリエ点灯時の楽曲1曲と、メイン会場演出用の5曲の計6曲です。メイン会場では、会場入り口であるフロントーネから、クライマックスの東遊園地までを5つのエリアに分割し、それぞれに異なる楽曲を割り当てます。会場を進むうちに、音楽は静と動の要素をおりまぜながら、荘厳なクライマックスへ展開していきます。
ハードウェアにおいてはTOAのスピーカーを会場内に約100台設置、期間中の音演出の運営はジーベックの音響スタッフが行います。

(注)カウンターテナー:変声を終えた成人男性が裏声(ファルセット)や、極度に高いテノールの声を使って、女声のアルトからメゾソプラノの音域で歌うパート、もしくは男性歌手を指す。

ジーベックについて
TOA株式会社の100%出資子会社。主に、音ソフト(コンテンツ)の制作、現場での音響オペレート、イベント企画などを専門に行う。96年よりルミナリエの音演出を担当。


ルミナリエオリジナルCD発売
実際に会場の音演出に使用されているオリジナル楽曲6曲と、エキストラ・トラックとして震災の日の深い悲しみと明るい未来へ希望を歌った曲『しあわせ運べるように』を収録したオリジナルCDが発売されます。同CDは、神戸ルミナリエ公式グッズとして、期間中会場内で販売されます。

CDタイトル Kobe Luminarie 2007 (神戸ルミナリエ2007公式グッズ)
作詞・作曲 上田 益(ルミナリエ演出楽曲)、臼井真(しあわせ運べるように)
価格 1,000円(7曲入、税込)
取り扱い場所 ルミナリエメイン会場、東遊園地内臨時観光案内所(期間中のみ)
通信販売のお問合せ 株式会社ジーベック
〒650-0046神戸市中央区港島中町7-2-1
電話078-303-5600、FAX 078-303-4632
http://www.xebec.co.jp/shop/
E-mail:info@xebec.co.jp

アーティスト紹介

上田 益(うえだ・すすむ、作詞・作曲)
1956年生まれ。1998年冬季長野オリンピックの公式式典曲「ウインター・フレーム」を作曲。ルミナリエ演出楽曲の作曲を、99年より担当している。

横田裕一(よこた・ゆういち、ソリスト)
国立音楽大学卒業、日本大学大学院芸術学研究科修士課程卒業。これまでに、全国童謡歌唱コンクール全国大会グランプリ、三笠宮牌受賞。茨城県知事褒章、市長賞、市民顕彰受賞。毎日新聞社主催、毎日ファミリーソング大賞、最優秀賞受賞、敬宮愛子様ご誕生記念皇室献上曲歌唱CD録音。現在、品川区教育委員会、教育相談員、適応指導教室勤務。不登校の指導にあたっている。

白井 崇陽(しらい たかあき ソロ・ヴァイオリン)
筑波大学付属盲学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部バイオリン科を卒業。2007年 1月公開の映画「あなたを忘れない」の挿入歌に参加。現在、月1回のティータイムコンサートを中心に、ソロ・デュオ・室内楽などで活動中。音楽活動のほかにも、陸上競技アスリートでもあり、2006年9月、オランダで開催された身体障害者世界選手権にて、3段跳びで7位。2007年 8月、ブラジル開催のIBSA世界選手権にて、幅跳びで8位・3段跳びで5位入賞。2008年の北京パラリンピック出場を目指す。2008年1月、ソロCDリリース予定。

アンサンブル・ヴォックス・フマーナ(コーラス)
'99年よりルミナリエのコーラスを担当。松蔭室内合唱団、バッハ・コレギウム・ジャパン神戸の合唱団を母体に鈴木雅明により結成された。


音演出詳細(CD収録曲紹介)
1. 星は輝く Stellae lucent
2. 時をこえて Supra Tempum
3. 祈り Precatio
4. ラクリメ ? Lachrimae ?
5. あの日の悲しみを忘れない Non oblivisco dolorem iste diei
6. 夢に向かって Ad spem movere
しあわせ運べるように (エキストラ・トラック)

どこまでも透明で、人々の希望への想いを伝える天使のような歌声と、その想いを光り輝く未来へ届けるストリングスの旋律が全曲に渡り展開してゆきます。クライマックスの教会の鐘の音で一斉にルミナリエ点灯を向かえるオープニング曲1.『星は輝く』。「あの日」人々が夢見た光の未来をあらわす2.『時をこえて』。輝く明日への希望を歌う3.『祈り』。犠牲者への鎮魂の願い4.『ラクリメ ?』。復興への思いを伝える5.『あの日の悲しみを忘れない』。未来を夢見る人々の心を歌い上げる6.『夢に向かって』*4,5については、白井崇陽がソロ・ヴァイオリンとして参加。

作曲者コメント
「神戸ルミナリエ2007」音楽製作にあたって 上田 益
私が音楽を担当して9年目になりました。いつも透明感のあるピュアなコーラスが素晴らしい「ヴォックス・フマーナ」、豊かな表現力の飛鳥ストリングス・カルテット*、そしてジーベックのスタッフという当初から毎年私が創るルミナリエの音楽を支えてくださっている方々に加え、昨年も参加していただいた清らかなカウンター・テナーの横田さん、そしてソロ・ヴァイオリンとして若々しい演奏を聴かせてくれる初参加の白井さん。そんな人たちと一緒に、今年も心を込めてルミナリエの音楽を創りました。いつまでも「あの日」を忘れないために。

*毎年、神戸ルミナリエCDに参加しているストリングスのグループ
音演出配置図
音演出配置図
 

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