小中学生向けの無料音楽ワークショップ 『TOA Music Workshop 2007』開催のお知らせ

ニュースリリース

2007年10月29日会社

  • twitter
  • facebook

小中学生向けの無料音楽ワークショップ
『TOA Music Workshop 2007』開催のお知らせ

TOA株式会社(本社:神戸市 吉川隆典社長)では、社会貢献・メセナ活動の一環として、小中学生を対象とした無料音楽ワークショップシリーズ「TOA Music Workshop 2007」を開催いたします。プロの音楽家と子どもたちが共同で創り出す、新しい即興音楽パフォーマンスにご期待ください。

本企画は、TOAの社会貢献・メセナ活動の一環として、小中学生を対象に2005年度より展開する、音楽を主とした体験型のプログラムです。音楽を自由に聴き、感じ、体で表現する体験を通じ、子どもたちの感性を刺激し、創造力を高めて新たな価値観を得る機会の提供を目的としています。生徒・児童は、総合学習などの授業の一環として、学校の学年単位で参加。今年度は関西地区の学校3校が公募により選出されました。

芸術家によるワークショップ形式の授業は、一般的には少人数、長時間で行うことが主となっています。 授業時間の減少に伴い芸術文化に関する割当時間が削減される現状を踏まえ、本企画ではより学校側が参加しやすいプログラムづくりを目指す意図から、短時間(2時間完結型)、多人数(最大200人)での実施を行います。実施にあたっては、会場である自社ホール「ジーベックホール」の照明効果と、自社製品である音響設備を最大限活用した独自の手法により、短時間、多人数でも効果の高いプログラムとします。

なお、今年3月に保護者世代に対して実施した自社調査によると、子どもが好きな音楽は「ポップス」に偏っており、民族音楽と答えた人は3%程度に過ぎませんでした。また学校の音楽教育に期待することとして「音楽を好きになること」をあげた人は最も高い75%にのぼりましたが、「かた苦しい」「多様性に乏しい」「自由にやりたいことをさせてもらえない」などの理由で、子どもが学校の音楽教育を楽しんいると思う保護者は約5割にとどまっていることが明らかになりました。本プログラムはこの調査結果をうけ、より子どもたちが自由に楽しく音楽に参加できる環境を提供することを意図しています。


2005年度開催の様子
ジーベックホールにて

【企画概要】
2007年度は、『もっとひらいて!もっとはずんで!』をサブタイトルとし、「心を開いて音楽に向き合うこと」「音楽を通して自分を表現すること」をテーマとしました。ガムラン*1奏者のHANA★JOSS(はな じょす)、民族音楽ユニットのUOOMOO(うーむー)をゲストに迎え、アジア・アフリカの音楽をベースにしたワークショップを実施します。
プログラム前半は、音響・照明による非日常的な環境演出と、ガムランのゆったりとした音の響きにより、参加生徒・児童をリラックスさせ、音楽に参加することへの心理的抵抗を取り除くことを試みます。後半では、インドネシアのバリ島の民俗音楽「ケチャ*2」を、子どもたちでも簡単に擬似体験できるようにアジンレした本ワークショップ用オリジナルプログラム「お茶ケチャ*3」を体験。最終的には、子どもたちのケチャの合唱とプロの音楽家の共演による、全員参加による音楽パフォーマンスに挑戦します。ワークショップに参加することで、日常の中では発揮しがたい音楽的感性や表現力を引き出す効果を狙い、結果として、自分自身や周囲の人々の新たな面を発見するなど、より印象的な体験となることを目指しています。

*1:ガムラン
インドネシアの民族音楽。楽器編成は様々だが、ゴング類の金属打楽器と鍵盤のある金属打楽器、そして太鼓が中心となって構成される。「青銅の交響楽」とも言われる。

*2:ケチャ
インドネシアのバリ島の民俗音楽。大勢数が円陣を組んで座り、「チャッ、チャッ」という掛け声の合唱によって演じる。それぞれが異なるパートを受け持ち、その声のコンビネーションによって16ビートの複雑な音楽的リズムを創る。

*3:お茶ケチャ
ケチャの掛け声「チャッ」を、日本語の「茶」という単語に置き換え、「お茶お茶ばん茶」など日本語のフレーズとして発声することで複雑なケチャのリズムを簡単に再現できるようにした、本ワークショップオリジナルプログラム。


【TOA Music Workshop 2007 〜もっとひらいて!もっとはずんで!〜】
主催 TOA株式会社
企画・制作 子どもとアーティストの出会い(NPO)、株式会社ジーベック
開催場所 ジーベックホール(神戸市中央区港島中町7-2-1)
開催日・参加校等 TOA本社ビル内各施設(神戸市中央区港島中町7-2-1)
参加音楽家 HANA★JOSS(はな じょす) ガムランユニット
UOOMOO(うーむー) 民族音楽ユニット
見学 可(事前申込制。音楽、教育、その他関係者に限る)

【開催日程等】
実施校 神戸市立港島中学校 京都教育大学附属桃山小学校 神戸ドイツ学院
ヨーロピアンスクール
参加者 中学2年生
116名
小学3年生
70名程度
小学1年生〜6年生
30名程度
日程 2007年11月5日(月)
13:30〜15:00
2008年3月4日(火)
10:00〜11:30
2008年1月または2月で調整中
会場 ジーベックホール
(神戸市中央区港島中町7-2-1)

【TOAのメセナ活動について】
業務用音響機器の専門メーカーであるTOAでは、1989年より自社ホールであるジーベックホールを拠点に、音にまつわる芸術文化活動を推進してきました。この活動により、1995年には、社団法人企業メセナ協議会よりその年最も芸術文化に寄与した企業に送られる「メセナ大賞」を受賞しています。
特に1998年からは、子どもたちに音楽の楽しさを伝える活動に注力し、当社が主催する複数のワークショップシリーズには、延べ3,000人の児童・生徒・教員が参加しています。また、企画制作の充実を意図し、2005年より教育と芸術に関する専門NPO「子どもとアーティストの出会い」とのパートナーシップにより、活動を行っています。
*企業メセナ協議会 URL http://www.mecenat.or.jp/

【出演者プロフィール】
HANA★JOSS (はな じょす/ROFIT IBRAHIM・佐々木宏実)
2002年11月にインドネシアジョグジャカルタで結成されたガムランユニット。ジャワ島中部のガムランと影絵芝居ワヤンの上演、ガムランの新曲製作、また他ジャンル楽器とのコラボレーションなど出会いを求めて笑いや感動を模索しながら2005年より京都を拠点に活動中。

UOO MOO (うー むー/夏秋文彦・中北裕子)
1999年に結成。カリンバ、ジャンベ、ウドゥドラム、口琴、鍵盤ハーモニカ等、数々の楽器を操りその独特な"リズム"、"メロディー"、そして"倍音"の絡み合う国籍不明音楽世界をクリエイト。 "地球の音を丸ごとこねてころがして"をキャッチフレーズに多種多様のエッセンスを取り入れ新しい音楽をつくり出している。


≪企画制作≫
「子どもとアーティストの出会い」 NPO
アートによって豊かな教育環境をつくりだすこと目的に、小中学校や児童館など子どものいる現場にアーティストを派遣し、ワークショップによる教育活動のサポートを行っている非営利活動団体。2004年から、関西地域の小・中・高等学校でのワークショップのコーディネート、文化施設等での子ども向けワークショップの企画・制作、教員や保護者を対象とした研究会の開催などを行っている。

【お問合せ、見学・取材申込先】
本件に関するお問い合わせは、下記までお願いします。
TOA株式会社
〒650-0046 神戸市中央区港島中町7-2-1
Tel. 078-303-5631 Fax.078-303-5633
e-mail:yoshimura_shinya@toa.co.jp
担当:広報グループ 吉村

子どもとアーティストの出会い
〒604-8222 京都市中京区四条通室町西入ル上ル観音堂町466みやこ3階
Tel. 090-6731-8598 Fax.075-231-8607
e-mail:idegami@arts-staff.net
担当:イデガミ

 

ページトップへ