音のことば/ら行

Top / 音のことば / ら行


ライン入力

アンプミキサーに入る入力のうち、マイク以外のものをライン入力といいます。CDプレイヤーなどの再生機器からの入力を指すことが多く、その入力端子のことをライン入力と呼ぶこともあります。


ラウドスピーカー

本来は「拡声器」を意味し、強く大きな音を出すスピーカーということですが、一般的にはラウドスピーカーは「スピーカー」と同義で使われます。


ラウドネス

物理的には同じ音圧の音でも、音量が小さくなるにつれて低音と高音が人間の耳には聞こえにくくなることをラウドネスといいます。1000Hzの純音の音圧レベルを基準として、同じ大きさに聞こえる他の周波数の純音の音圧レベルをラウドネスレベルと呼び、単位にホンまたはフォン(phon)を用います。


ラジアルホーン

ラジアルは「放射状の」という意味で、ホーンの開口部を長方形にし、円錐形のホーンの上下それぞれ1/3を切り落としたような形のホーンスピーカーラジアルホーンといいます。かなり平たい形状をしており、水平方向の指向性を広げています。


ラベリア型マイクロホン

タイピン型マイクロホン
ピンマイク


リバーブ

リバーブとは、残響音(音響空間での響き)を電気的に作り上げる機器のことです。聴感上の心地よさを上げるために、歌声や楽器の色付けにも使用されます。以前は、スプリングや鉄板を振動させるなど機械的に作り出していましたが、現在ではデジタル方式で遅延時間の異なるディレイの加算を用いる等して実現しています。


リミッター

過大な信号を一定のレベル以下に抑え、それ以上は入力あるいは出力させないように制限する装置や機能のことです。リミッターは、主に過大入力によるスピーカーなどの破損や歪みの抑制、機器の保護のために用います。


両耳効果

片方の耳で聴くよりも両耳で聴く方が、音の方向性、音の遠近感や広がり感、音に包まれる感じなどをよく認知することができ、騒音などの中から聴きたい音を拾い出す能力も高くなります。このような両耳による能力を総称して両耳効果といい、「双耳効果」ということもあります。


臨場感

スピーカーなどで再生された音が、あたかも録音されたその場に居合わせるかのように聴こえる感覚のことを臨場感といいます。臨場感を出すための手法や技術としては、「バイノーラル収音(バイノーラル録音) 」や「サラウンド効果」などが挙げられます。


レーザーディスク

ビデオディスクの一種で、レーザー光を用いて音声や映像の再生を行います。レーザーディスクは30cmの樹脂製の円盤で、非接触方式でデータを読み取るため、繰り返し使用しても基本的に音質や画質に影響がなく、また再生箇所を瞬時に選ぶこともできます。最大記録時間は120分です。


ローインピーダンス

ローインピーダンスとは、機材、回路の入出力インピーダンスが低いこと、またはそのような入出力をもつ機材(スピーカーアンプ等)、回路をさします。図のように、アンプスピーカーの距離が短く、スピーカーの数が少ないときに使用します。
(例:家庭用ステレオ、カラオケボックスのスピーカーやアンプ、コンサートホール、SRなど少数のスピーカーを使用する場合)

dgm07lo.gif

→[関連用語]インピーダンスハイインピーダンス