みるみる辞典/か行

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解像度

解像度とは、カメラ、モニターなどで、どのくらい細かいものまで見ることができるかを表す数値のことです。白黒の細かいパターンを流し、その数が何本見えるかで表します。本数が多いほど解像度は高くなっています。水平解像度垂直解像度がありますが、水平解像度でカメラ、モニターなどの解像度のレベルを知る目安とします。


外部同期

外部同期とは、映像入力に含まれる同期信号を使用せずに別の同期信号で同期させることです。
【参照:同期、同期信号


画角

映像をとらえる範囲の角度のことで、写角あるいはアングルともいいます。レンズの焦点距離と結像する画面の大きさで決まり、対角線画角86度などと表示します。広い画角を持つレンズを広角レンズ、狭い画角を持つレンズを望遠レンズなどといい、ズームレンズは画角を連続的に変えることができます。


画素

画素とは、画像を形成する最小の単位で、画像は明暗が細かい色の点(ドット)の配列によって形成されています。画素数が多いほど解像度の高い映像を得ることができます。


カメラID

カメラIDとは、複数のカメラを切り換えて使用する場合に、接続するカメラを判別するために映像出力に挿入するカメラ番号などを示す文字信号のことです。


カメラマウント

カメラマウントととは、カメラを三脚、カメラケース、旋回台(雲台)などに取り付けるための機構のことです。


カメラリモコン

カメラリモコンとは、カメラの持ついろいろな機能を外部からコントロールする機能のことです。


カラーS/N

カラーS/Nとは、色信号にのる雑音(ノイズ)成分の量を数値で表したものです。S/Nは信号(シグナル、S)と雑音(ノイズ、N)で表したもので、値が大きいほど雑音(ノイズ)が少ないことを示しています。カラーS/Nは6dB違うと、雑音(ノイズ)の量が2倍、または1/2になります。


カラー調整

カラー調整とは、カラーモニター画面の色の濃淡を変える機能のことです。またカラーモニターの色あいを変える機能を色あい調整、モニター画面全体の明るさを変える機能を明るさ調整、コントラストを変える機能をコントラスト調整といいます。


カラーバースト

カラーバーストとは、色の3原色R・G・Bの組み合わせによって作られた7色を明るさ(輝度)の順に配列した画像信号のことで、カメラやビデオなどの動作状態をチェックするための基準記号のことです。


感度

感度は、カメラの性能を示す一つの指標です。反射率89.9%のグレー被写体を2,000ルクスの照明で撮影し、ビデオ出力信号レベルが100%得られるF値(レンズの絞り)で表します。


ガンマ補正

ガンマ補正とは、自然なコントラストを得るために、ブラウン管の持っている発光特性の非直線性をカメラ側で行う補正のことです。


輝度

輝度とは、一方向から見た物体の明るさを表す単位のことで、色の3要素の一つ。ニト(nit)、あるいはCd/m²で表します。


輝度信号

輝度信号とは、明るさ(輝度)を表す信号のことで、Y信号、ルミナンス信号ともいいます。輝度信号が映像の形や輪郭、階調を表し、それに着色するのが色信号です。


輝度ノイズ

輝度ノイズとは、輝度信号にのる雑音(ノイズ)、あるいは画面上で色の要素がなくなり、画像が白黒に見える雑音(ノイズ)のことで、画質評価時に雑音(ノイズ)の質を表現するのに使います。


逆光

商店街に人が出入りするような場所は太陽光の影響で時間帯によっては逆光状態になるときがあります。逆光状態になると通常のカメラでは商店街を出入りする被写体をはっきり捉えることは困難です。こんなときには逆光状態でもはっきり被写体を捉えることができる逆光補正機能を有しているカメラが必要になります。

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逆光補正機能を備えた
ワイドダイナミックカメラ

逆光補正

逆光補正とは、逆光の状態でも適正露出で撮影できるように補正することを指します。背景が明るい逆光状態にある被写体では、カメラの露出は明るい方に合って、肝心の被写体は暗くなってしまいます。監視カメラを設置する際、逆光状態になる時がある場合には、逆光補正機能を搭載したカメラの使用が必要です。


くし形フィルター

くし形フィルターとは、カラー映像信号を輝度信号色信号に分離するためのフィルターの一種のことです。NTSC方式の高画質化対応に使用されます。


結露

結露とは、寒い屋外から急に暖かい屋内にカメラなどを持ち込んだ場合に、空気中の水分が水滴として付着する現象で、露付きともいいます。防錆処理をしていない金属部分や接続部分に発生した場合、錆の原因になり、また障害の原因にもなります。


ゲイン

ゲインとは、フィルムの感度と同じ意味で用いられ、感度を表します。
【参照: AGC(オートマチック・ゲイン・コントロール)


ケーブル長補正

ケーブル長補正とは、ケーブルを長く延ばすことによって生じる伝送損失を補正することです。


ゲンロック

ゲンロックとは、複数のカメラの使用に当って、親カメラを決めて親カメラの映像信号を分配供給して同期を結合する方式のことです。
【参照:同期


高感度

商店街の監視では昼間だけでなく閉店後の人がいなくなった夜間の監視も重要です。昼でも夜でも鮮明な映像を捉えることができる機能を持つカメラが必要になります。夜間になると、自動的にシャッタースピードを遅くして光量を調節して、画面を明るくする「高感度蓄積機能」や赤外光を取り込んで暗い場所での監視を実現する「高感度白黒モード機能」を持っているカメラが有効です。

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高感度白黒モード機能対応カメラ高感度蓄積機能対応カメラ

光学的色温度補正

光学的色温度補正とは、カラーカメラで設定された色温度と、被写体照明の色温度の相違を光学フィルターにより補正することです。


子画面

1台モニター画面上で、ある映像に対して別の映像を小さくして割り込ませることをピクチャー・イン・ピクチャー(P in P)といいますが、そのうちの大きい方を親画面、小さい方を子画面と呼びます。
【参照:P in P


高速電子シャッター

高速電子シャッターは、高速シャッターともいいます。監視カメラのシャッター速度は通常1/60秒ですが、これでは動きの速い被写体はブレて映ってしまいます。レンズから入った光は、通常は1/60秒の信号をCCDに蓄積し、また1/60秒毎に取り出しています。それを、たとえば1/1,000秒の高速電子シャッターでは 1/1,000秒間の信号を蓄積して1/60秒毎に取り出す動作を行います。取り出す時間は同じですが、出てくる信号は1/1,000秒の瞬間画像なので、早い動きの被写体でもブレることなく、美しい画像が得られます。


固体撮像素子

固体撮像素子とは、光を電気信号に変換する撮像素子のことで、現在、ほとんどの監視カメラに用いられているCCDも固体撮像素子の一種です。真空管タイプの撮像管と比べて、寿命が永く小さくて軽い、図形歪みがない、消費電力が少ない、起動時間が短い、残像や焼き付けがほとんどない、といった特長を持っています。
【参照:CCD


固定焦点レンズ

固定焦点レンズとは、焦点距離が一定で、画角も一定のレンズのことで、単焦点レンズともいいます。


コンバージョンレンズ

コンバージョンレンズとは、カメラのレンズの前に装着し、望遠や広角効果を得るアタッチメントレンズのことです。


コンポーネント信号

コンポーネント信号とは、輝度信号色信号を、別々の独立した形で伝送、処理をする信号のことです。R・G・B各色の信号を独立して伝送、処理をすることが基本ですが、それでは伝送容量を取り過ぎるため輝度信号(Y)と色差信号(R-Y、B-Y)の3つの信号の形にして伝送します。


コンポジット信号

コンポジット信号とは、輝度信号色信号、水平・垂直同期信号、カラーバースト信号を一つの信号に合成した形で伝送、処理をする複合映像信号のことです。


コンバーゼンス調整

コンバーゼンス調整とは、カラーモニターでRGBの電子ビームを蛍光面上で一致させて色ずれをなくす調整のことです。


コントラスト調整

コントラスト調整とは、モニター画面のコントラストを変える機能のことです。


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