SECAM(セカム)規格

世界の3大テレビジョン規格の一つです。SECAMは、Sequential Couleur a Memorie(メモリーによる線順次方式)の略です。フランスや東ヨーロッパ諸国、旧ソ連圏などで採用されています。NTSC規格では、色の位相歪みや色の広帯域信号(I)と色の狭帯域信号(Q)との間のクロストーク歪みが発生し易いことが弱点になっていますが、SECAM規格では独自の対策をとっています。走査線数は625本(NTSC規格では 525本)と多いが、1秒に送る画像数はNTSCより10枚少ない50枚で、このためフリッカー(画面のチラツキ)が出やすくなっています。
【参照:NTSC企画