みるみる辞典/た行

Top / みるみる辞典 / た行


帯域

帯域とは、周波数の幅のことです。NTSC規格では最高周波数は約4.3MHzで、この帯域幅が必要です。


単板式カメラ

単板式カメラとは、1枚のCCDで撮像を行うカメラのことです。単板式ではCCDの画素の一つ一つに色分解用の補色フィルター(イエロー、マゼンタ、シアン、グリーン)をモザイク状につけることによって色信号を取り出し、回路処理によって輝度信号色信号を得ています。小型化に有利な方式ですが、色再現性に限界があります。


テレビジョン方式

テレビジョン方式とは、テレビジョンの白黒/カラー方式、走査方式及び走査周波数に関する規定をいいます。
【参照:NTSC規格SECAM規格PAL規格


テレビジョン方式切換

テレビジョン方式切換とは、国、地域などで異なる各種テレビジョン方式に適応する機能のことです。
【参照:テレビジョン方式


デシベル(dB)

デシベルとは、S/N比(信号Sと雑音Nの比)や音の強さ(音圧レベル)、電力などの比較や減衰量などをエネルギー比で表すのに用いる単位で「dB」で表します。電気工学や振動・音響工学などの分野で使用される無次元の単位です。
その基本となる考え方は、ある基準電力すなわち単位時間当たりの仕事量に対する比の常用対数の値を「ベル」(bel)として、それを更に10分の1倍(=デシ[d])するという変換である。「ベル」(bel)の10分の1でデシベル[dB]ですが、ベルが常用には大きいため、通常はデシベルが用いられます。


デジタル信号処理(DSP)

デジタル信号処理とは、信号処理をデジタルで行う回路のことです。デジタル・シグナル・プロセッサー(DSP)ともいいます。入力した信号を一度デジタルに変換し、さまざまな信号処理を行うためにアナログでは避けられない回路内での信号劣化がなく、アナログでは不可能な信号処理ができ、監視カメラでもデジタル信号処理化が進み、それに伴って機能の大幅アップが図られています。


電子感度アップ

電子感度アップとは、撮像素子の蓄積時間を通常より長くしたり、映像信号をフレーム、またはフィールド単位で画像メモリー上に加算して高感度化を図る機能のことです。


電子シャッター

電子シャッターとは、電気的にシャッターの働きを行うものです。CCDは光を電気信号に変える受光部と、その信号を転送する垂直転送レジスター、水平転送レジスターで構成され、受光部で発生した電荷をレジスターで順次、映像信号として転送しています。1回の転送は1/60秒で行われ、受光部に強い光が当たっても1/60 秒間だけで電荷の取り出しをストップしその後の電荷は捨ててしまいます。その結果、映像信号として取り出したものは1/60秒間だけの映像であり、 1/60秒のシャッターを使用したと同じ結果が得られることになります。この仕組みを利用したものが電子シャッターです。
【参照:高速電子シャッター


電子ズーム

電子ズームとは、光学レンズではなく、撮像デバイスの走査可変や画像メモリーを利用して電子的に撮像画面の拡大、縮小を行う機能のことです。


電源同期

電源同期とは、カメラの垂直同期信号を商用電源の周波数と同期させる機能のことです。映像信号へ誘導するハム雑音、及び照明フリッカーを軽減することができます。複数台のカメラ映像出力を切り換えた場合、カメラを外部同期する必要がなく、モニター画面上で起こる垂直同期乱れを防ぐことができます。


D/A変換

D/A変換とは、デジタル信号をアナログ信号に変換することです。
【参照:A/D変換


トラック

磁気テープやコンパクトディスクなどの記録メディアに、音声信号や映像信号、制御信号などを記録する帯状の領域のことをトラックといいます。データが断続しているデジタル信号の記録でも、イメージとしては信号ごとに帯状の領域がトラックです。また、信号を記録する記録部(トラック)の幅をトラック幅といいます。


同期、同期信号

同期とは、使用する各種電気機器の間で動作のタイミングをとることをいいます。同期方式には(1)内部同期、(2)外部同期、(3)電源同期があります。内部同期では、カメラに内蔵した同期信号発生回路で作った同期信号でタイミングをとります。外部同期では、外部の同期信号発生器を使いカメラ内部の同期信号回路を通して同期をとります。電源同期では、カメラの交流電源(商用電源)の周期を利用して垂直同期をかけます。複数の監視カメラを使用する場合には親カメラを決めて、その親カメラの映像信号を他の監視カメラにも分配供給して同期をかけるゲンロック同期方式が一般的です。


Top / みるみる辞典 / た行