トップインタビュー(4/7)経営ビジョン2030について

トップインタビュー(4/7)

経営ビジョン2030について

―今般新たに策定した「経営ビジョン2030」のねらいと目指す方向性についてお聞かせください。

まず前提として、当社が強みを持つ非常用放送設備を中心とする既存事業について効率化を図りながらしっかりとシェアを維持していくことに加えて、新しい事業にも取り組んでいく2軸経営を進めていくことが2030年までの事業展開でベースとなる考え方です。2軸経営を進めていくに当たって、音の専門メーカーとしてもっと社会になくてはならない存在になっていたい、というのが2030年の到達点として目指す姿です。その思いを具現化したのが「Dr. Sound -社会の音を良くするプロフェッショナル集団- になる」です。
「Dr. Sound」のドクターには二つの意味を込めています。一つ目がお客さまの抱える問題点を解決するという“医師”、すなわちコンサルティングとしての役割です。もう一つがアカデミックな“学者”、すなわち音がもたらす効果について学術的な裏付けをもとにわかりやすくご説明していきたいという思いを込めています。例えば、当社では言葉や顔の表情から感情を理解する研究も進めています。サービス業であれば事前にお客さまの感情を理解すると声の掛け方も変わってきますし、オンラインで会話をする時の手助けにもなります。これまで当社は1対多のコミュニケーションを得意としてきましたが、これからは双方向のコミュニケーションを支える事業の構築にも取り組んでいきます。
同時に、つながるビジネスによって、当社が納めたシステムを遠隔で死活監視するだけでなく、常に最適な状態で維持できるように進化させていきます。これらが可能になれば当社が地域全体の運営や減災・防災を担うための情報伝達やコミュニケーションを管理することができるようになります。
また、もっと放送設備の身近な活用を広めるサービスも展開させていきます。2021年4月に発売した「アナウンスクリエーター」はその一例です。もともとお客さまは、定型文の音声ファイルを定時に流すというような使い方をしていました。このサービスでは、お客さまが任意の文章をテキストで作成するだけで、音声データが生成され、それをアナウンスすることが可能です。商業施設や公共施設の放送業務の効率化や、更新コスト削減に貢献します。

経営ビジョン2030、Dr. Soundのイメージ

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