トップインタビュー(2/7)前期決算

トップインタビュー(2/7)

前期決算

―前期決算(2021年3月期)の総括をお願いします。

2021年3月期の業績は、期初から新型コロナウイルスの感染拡大が経済活動の停滞を招いたことから、いち早くその影響を社内外に発信すべく2020年5月に業績予想の下方修正を行いました。ただ、下期にかけて経済が緩やかに回復したことに加え、想定していた以上の行動制限が求められたこともあって渡航費や出張費などの販売管理費が減少。売上はほぼ修正数値通りとなりましたが、利益については上方修正を行いました。
コロナ禍により減収減益となりましたが、地域別にみると、日本地域においては、鉄道車両向けの出荷や、減災・防災市場などの官公需向けは伸長しました。海外市場においては、ベトナムで過去最高の業績とし、感染拡大が抑制された香港や台湾などで堅調な業績でした。
一方でコロナ禍において生じたさまざまなニーズを捉え、迅速に商品化へとつなげました。
その一つが、飛沫防止の目的で設置されたパーティションやマスク越しの会話を聴き取りやすくサポートする「パーティション取付型 会話補助システム」です。コロナ禍以降、開発本部に発足したプロジェクトのメンバーに営業、生産の人員も加わり、開発担当者が試作をしては営業担当者がお客さまの現場で検証、そこで出てきた課題をフィードバックして改良を加えるという行為を何度も繰り返し、非常に短期間で商品化することができました。
このほかにも、施設や店舗などの混雑状況を、利用者のプライバシーを保護しながら、手軽に発信することで、密集、密接を事前に防ぐ「混雑状況配信ソリューション」の提供も開始しています。
これらについては、私が社長就任以来となえてきた全員開発、全員営業への思いが商品という成果となって現れきたと感じています。
当社の音と映像の技術を活用したソリューションの提案・提供を展開し、お客さまにとっての「音の価値」を認めていただける新商品を多く発売することができました。当社が音の専門メーカーとして、これまでの顧客とは異なる多くの人に知っていただくきっかけにもなったと感じています。

2021年3月期 期末の業績(連結)

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