TOA | 61期有価証券報告書
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(セキュリティセグメント) ・業界最高水準の低消費電力で、環境にやさしい防犯カメラ「コンパクトヴイ」カメラシリーズを拡充しました。 「コンパクトヴイ」シリーズは、通常の防犯カメラと同等の画質を持ちながら、機能を限定することで高いコストパフォーマンスを実現した防犯カメラシステムです。加えて、カメラへの電源供給方式を改善することで、業界最高水準の低消費電力を実現しています。 拡充したのは、暗視機能を備えたモデルで、用途・形状別に7機種です。赤外LED照明を搭載し、光源がまったく無い場合でも、約25m先までの状態が撮影可能です。当社の従来システムとも互換性があり、用途に合わせた機種選択の幅が、さらに広がりました。設置場所は、夜間の倉庫・オフィスなどの光源が無い場所や、民家の窓に隣接する公園など、光害のため照明を取り付けられない市場に最適です。今回の拡充により、シリーズ全体では計31機種となり、業界トップクラスのラインアップを実現。LED照明とカメラ一体型の商品は、当社初となります。 ・従来比30%の小型化、耐衝撃性能を付加した新型「コンビネーションカメラ」を新発売しました。新商品は、カラーカメラと電動ズームレンズ、旋回台が一体となった、ドーム型の防犯カメラです。従来品と比べて機能を限定することで、約30%の小型化を実現しました(当社比)。また、新たに耐衝撃性能を強化し、カメラ本体への加害に耐える設計を実現しています。 ・業界最大水準の2TBハードディスクを搭載した防犯カメラ用「デジタルレコーダー」を発売しました。16台の防犯カメラを接続し、鮮明な映像と音声をハードディスクに約11万8千時間録画することができます。また、ネットワークを経由しての遠隔監視や録画映像の確認が可能です。セキュリティ対策に重要な時刻の記録については、時刻補正機能を内蔵し、常に正しい時間を記録します。その他、本機の動作状況(アラーム動作)を、メールで管理者に通知する機能など、利便性の高い機能を搭載しています。 (その他、基礎研究) 音声技術、映像技術、伝送技術の発展と融合を行い、事業領域の拡大に繋がる技術開発を進めています。 ・音響・映像機器のネットワーク化を推進しています ・映像技術は画像センシングと認識技術に注力し、インテリジェントセキュリティシステムを目指しており、音響信号処理技術と動体自動追尾技術を組み合わせた複合技術などの開発を行っています。 ・アクティブ消音技術は、三次元空間のより広い範囲で低い周波数の騒音に低減効果を発揮する装置のフィールドテストを行っています。 ─ 21 ─

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