TOA株式会社 62期有価証券報告書
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○監査役監査 当社の監査役会は、社外監査役2名を含む、3名(常勤1名、非常勤2名)で構成されております。 社外監査役井上 尚雄氏は、税理士の資格を有しており、財務および会計に関する相当程度の知見を有しております。 監査につきましては、会社法の規定に基づき株主の負託に応えるため、取締役の職務執行が法令、定款及び社内規定等の定めるところに適正に行なわれているか否かを監査するとともに、監査を通じて経営の効率的な執行を側面から支援することにより、会社の健全なる成長、発展に寄与するものであります。具体的には、法令順守状況の内部統制監査、計算書類及び附属明細書の監査並びに会計監査人の監査の方法と結果についての相当性監査を実施しております。会計監査人及び内部監査部門との相互連携につきましては、監査計画及び実施結果について適宜、意見交換を行なっております。 また、内部統制部門との連携を図っていく形で、監査役に係る権限・体制面での不備も補い、経営に対する監督の強化をしております。 当社の会計監査業務を執行した公認会計士は、芝池 勉氏及び和田 朝喜氏であり、有限責任監査法人トーマツに所属しております。会計監査業務に係わる補助者は、公認会計士5名、その他11名であります。期末に偏ることなく、期中においても監査が実施されております。また、通常の会計監査に加えて重要な会計的課題についても適宜、意見交換をしております。 社外監査役として監査役2名を選任しておりますが、当社との利害関係はありません。 社外監査役2名は、独立性が高く、相当程度の社外性が担保され、経営に対する監督機能強化を行なっております。 当社は、大株主企業、主要取引先出身者等に該当せず、一般株主と利益相反が生じるおそれのない完全な独立した立場が確保されている者を社外監査役の候補者として選任しております。 当社は社外取締役を選任しておりません。当社は、経営の意思決定機能と、執行役員による業務執行を管理監督する機能を持つ取締役会に対し、監査役3名中の2名を社外監査役とすることで経営への監視機能を強化しています。コーポレート・ガバナンスにおいて、外部からの客観的、中立の経営監視の機能が重要と考えており、社外監査役2名による監査が実施されることにより、外部からの経営監視機能が十分に機能する体制が整っているため、現状の体制としております。 ③ リスク管理体制の整備の状況 当社のリスク管理体制は、変化の激しい企業環境の中、多様なリスクに適切に対応することが重要であると認識し、リスク情報の収集、リスク局面の低減を図るために、組織横断的な「危機管理委員会」を設置しております。 (ⅴ)会計監査の状況(ⅵ)社外取締役及び社外監査役との関係36/101

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