TOA株式会社 62期有価証券報告書
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(セキュリティセグメント) セキュリティセグメントの連結売上高は6,004百万円(前連結会計年度比△656百万円、9.9%減)、営業利益は617百万円(前連結会計年度比△102百万円、14.2%減)となりました。 高速道路料金所の監視カメラシステムや繁華街の街頭防犯システムなどの受注があったものの、マンションなどの民間建築需要の減少などにより売上は減少しました。 これらの結果、営業利益は販売費及び一般管理費の抑制に努めましたが、前連結会計年度に比べ減少しました。 (その他) その他の連結売上高は992百万円(前連結会計年度比+409百万円、70.1%増)、営業利益は△108百万円(前連結会計年度比△112百万円)となりました。 鉄道車両向けの売上は伸びましたが、開発先行投資費用も発生したことなどにより営業利益は減少しました。 (日本) 提出会社、および生産会社2社、また専門業務を分担する会社2社の、計5社が連結会社であります。 売上高は、21,377百万円(前連結会計年度比△1,569百万円、6.8%減)、営業利益は3,485百万円(前連結会計年度比△1,000百万円、22.3%減)となりました。民間の設備投資停滞の影響を受け、販売面では伸び悩みました。また利益面では販売費及び一般管理費の抑制効果はありましたが、売上高の減少が影響し、営業利益も減少しました。 (北米) 販売会社2社が連結会社であります。 売上高は、2,104百万円(前連結会計年度比△596百万円、22.1%減)、営業利益は△4百万円(前連結会計年度比△64百万円)となりました。主にアメリカ販売会社において、現地市場の冷え込みの影響が大きく、売上が減少しました。売上の減収に伴い、営業利益も減少しました。 (欧州) 販売会社3社と生産・販売会社1社の計4社が連結会社であります。 売上高は、3,937百万円(前連結会計年度比△798百万円、16.9%減)、営業利益は393百万円(前連結会計年度比△216百万円、35.4%減)となりました。主にイギリス国内における需要が減少し、また為替の円高影響もあり、売上が減少しました。それに伴い、営業利益も減少しました。 (アジア) 販売会社5社と生産会社4社、生産・販売会社1社の計10社が連結会社であります。 売上高は、3,773百万円(前連結会計年度比△716百万円、16.0%減)、営業利益は283百万円(前連結会計年度比+19百万円、7.3%増)となりました。中国において高速鉄道などへの放送設備需要はありましたが、アセアン地域での音響機器の販売が減少したことなどから、外部売上は減少しました。利益面では、生産工場においてコスト低減を図ったことなどで、営業利益は増加しました。 ② 所在地別セグメントの業績は、次のとおりであります。11/101

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