TOA株式会社 62期決算短信
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セキュリティセグメントの連結売上高は6,004百万円(前連結会計年度比△656百万円、9.9%減)、営業利益は617百万円(前連結会計年度比△102百万円、14.2%減)となりました。 高速道路料金所の監視カメラシステムや繁華街の街頭防犯システムなどの受注があったものの、マンションなどの民間建築需要の減少などにより売上と利益は減少しました。 次期のわが国経済は、雇用情勢に厳しさが残るものの、企業収益の改善が期待されます。一方で海外景気の下振れ懸念など依然として不透明感の残る状況が続くものと思われます。 このような環境の中、国内では、より一層顧客中心の営業体制にシフトし、新規流通の開拓や潜在需要の掘り起こしを行います。海外におきましては、世界各地域において地域事業の構築と事業展開を加速させ、販売の拡大に繋げていきます。 生産面においては、引き続き生産効率の向上とコスト競争力の向上に取り組み、利益の確保に努めてまいります。 当連結会計年度における資産総額は35,842百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,445百万円の増加となりました。増加の主な要因は、現金及び預金の増加、投資有価証券の評価替えなどによるものです。負債総額は7,397百万円となり、前連結会計年度末に比べ491百万円の増加となりました。増加の主な要因は、製品保証引当金の増加などによるものです。また、純資産につきましては28,445百万円となり、前連結会計年度末に比べ954百万円の増加となりました。これは主に、利益剰余金が増加したことなどによるものであります。 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ854百万円増加し、当連結会計年度末には、11,719百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金の増加は2,396百万円となりました。これらは主に法人税の支払いが456百万円ありましたが、税金等調整前当期純利益が1,102百万円あったこと、減価償却費などの非資金項目を調整したことなどにより資金が増加しました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の減少は927百万円となりました。これらは主に、海外及び国内生産子会社の生産設備などの取得による資金の減少が312百万円あったこと、事業譲受による支出が218百万円あったことなどによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の減少は735百万円となりました。これらは主に、配当金支払による資金の減少が676百万円あったことなどによるものです。 ・セキュリティセグメント②次期の見通し売上高(百万円)営業利益(百万円)経常利益(百万円)当期純利益 (百万円)1株当たり当期純利益 (円)合計(国内)(海外)平成23年3月期32,500(21,200)(11,300)2,0001,9001,10032.47平成22年3月期31,193(20,511)(10,681)1,6881,7561,00929.81増減率4.2%(3.4%)(5.8%)18.5%8.2%8.9%8.9%(2) 財政状態に関する分析①資産、負債及び純資産の状況②キャッシュ・フローの状況-4-TOA㈱(6809)平成22年3月期決算短信

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