松島温泉 湯元 松島一の坊 様

「松島温泉 湯元 松島一の坊」のイメージ画像

日本三景の松島を臨むリゾートコンベンションホールで、会議や各種イベントなどさまざまな用途と規模に対応できるハイクオリティなAVシステム。

概要

丹後の天橋立、安芸の宮島と並んで、「日本三景」と呼ばれる松島。その風光明媚な松島湾を、約7000坪に広がる敷地の借景としたのが松島一の坊です。波静かな海岸線沿いには、大きな池を囲むように季節の草花が咲き誇る水上庭園があり、館内のロビー、レストラン、客室など、さまざまな場所から、水上庭園と松島湾が一体となった壮大な景色を堪能することができます。
この松島一の坊に国際会議などの開催を目的に設備されたのが、「コンベンションホールMATSUSHIMA」。スタイリッシュなホテルの機能と旅館のあたたかさを兼ね備えた「リゾートコンベンション」として、さまざまなイベントや各種会議を行うことが可能です。
今回、TOAでは「コンベンションホールMATSUSHIMA」のAVシステムをリニューアル。企業のレセプションや各種会議、披露宴や音楽イベントなど、快適で信頼性が求められるホテルのイベント空間で行われる各種催しにふさわしい音環境づくりに貢献しています。

納入情報

納入先 松島一の坊 様
納入品 800MHz帯デジタルワイヤレスシステム
デジタルミキサー D-2000シリーズ
デジタルステレオミキサー M-864D
デジタルパワーアンプ DA-550F/250D/250F
ラインアレイスピーカーtypeC
納入時期 2013年6月
採用背景 オープン当初は会議用途での利用がほとんどでしたが、その後は企業のレセプションや披露宴、ディナーショーなどのイベントも行われるようになり、以前の会議用途の設備では対応が難しくなりました。また、老朽化などによりワイヤレスマイクの音が途切れたり、混信の不安もあり、音響面での不具合や運用面での改善が必要ということで、AVシステムのリニューアルに至りました。

課題と解決のポイント

課題

  • 会議や各種レセプション、披露宴、ディナーショーをはじめとした音楽イベントなど、多くのお客様が来場される催しでも、混信や音が途切れる心配なく、安心してワイヤレスマイクシステムを使用したい
  • 会議用途のスピーカーをイベントで使用すると、スピーカー付近はうるさく、スピーカーから離れた場所では音が聞こえづらい。イベントでも、均一な音量で明瞭性の高い音空間を演出したい
  • 会場のレイアウトを変更しても簡単に音響調整ができ、高音質の環境を構築したい

解決のポイント

  • 800MHz帯デジタルワイヤレスシステムによる混信の少ない安定した電波受信により、高音質で信頼性の高いワイヤレス環境を構築
  • 距離減衰や反射の少ないラインアレイスピーカーにより、広範囲にわたって均一な音量で明瞭性の高い音空間を実現
  • 会議やイベントなど、用途や来場人数によって変更される会場レイアウトに合わせて、デジタルミキサーによる簡単操作で最適な音響調整を可能に

詳細

背景

イベント利用が増えて以前の会議用途の音響システムが限界に。混信に強く、明瞭性が高い高音質のAVシステムの導入を検討。

コンベンションホール「MATSUSHIMA」は天井高が約7mと開放感のある空間で、大規模な収容人数と多彩なレイアウトが特長です。ホール全体を通しで使用すると424畳の広さ、収容人員も立食パーティーで500名、着席パーティーで400名を誇ります。イベントの用途や参加人数に合わせて3つのエリアに分割して、それぞれ単独で使用したり、前方2つ+後方1つ、前方1つ+後方2つというようなレイアウトで使用することも可能になっています。
オープン当初は国際会議も何度か行われるなど、会議での利用がほとんどでしたが、その後は催事やイベントでの利用がメインになりました。披露宴やレセプション、ディナーショーなどの音楽イベントでは、規模や内容によってホール全体を通しで使用することもあれば、細かく区切って使用する場合があります。また、イベントによっては音響機器を持ち込まれるケースや、ワイヤレスマイクを多く使用する場合もあります。これらイベントでの多種多様な要望に対して、以前の会議目的で設計されたメインスピーカーと天井埋込スピーカー中心の音響設備では対応しきれない場面が増えてきました。

課題

混信しない、音が途切れないワイヤレス環境とイベントに合わせて変わる会場レイアウトでも常に明瞭性の高い音環境を。

最近ではイベント時にワイヤレスマイクを使用したときに、混信や音の途切れが目立つようになりました。会議や企業のレセプションなど、正確さや確実さを求められるイベント開催時に、外部からの電波で混信を起こしたり、音が乱れたりすると、お客様に迷惑をかけてしまいます。アナログワイヤレスに関しては混信や不確実性をともなうので、信頼性を要求されるイベントに関しては有線マイクに頼っておられました。
また、施設自体も当初の会議目的からイベント目的へと利用用途が大きく変更になっているにもかかわらず、音響システムは会議用途でのシステムを使用していたため、細かな調整が難しく、お客様に満足いただける対応・演出が難しくなってきました。特にホール全体を使用したイベントでは、奥行がある分、音の広がりが大きくなって後ろのお客様には音が聞こえづらく、後ろのお客様に合わせて音を鳴らすと、スピーカー付近のお客様には音が大きくうるさいという環境になりました。天井埋込型スピーカーもありましたが、あまりにも高いところに設置されていたので、反響が大きくなって逆に明瞭性を低下させる原因となり、余計に音がぼやけて聞き取りにくい環境になっていました。

解決策

デジタルワイヤレスによる安定した信頼性の高い通信、デジタルミキサーの簡単操作による高度な音響調整、明瞭性の高いラインアレイスピーカーの採用で高音質の音環境を実現。

お客様が集まり、確実で質の高い運用が求められるホテルのコンベンションホールのAVシステムとして、混信や音の途切れなどで困っておられたワイヤレスマイクには混信耐性に優れたデジタルワイヤレスを、明瞭性の高い音環境の構築については、デジタルミキサーとラインアレイスピーカーを提案し、採用されました。
ワイヤレスマイクについては、デジタル化により混信やノイズへの耐性が強化されました。マイクの使用本数も以前よりも増え、以前は使用を控えていたタイピン型のワイヤレスマイクについても、現在は安心してお使いいただいています。
音響調整についても、デジタルミキサーに搭載しているメモリー機能を使用することにより、使用するシーンに応じて、あらかじめ最適化された音場を簡単に呼び出すことが可能となり、スタッフの負担を軽減し、効率化を図りました。
スピーカーには上下の音の指向制御に優れ、遠くまで均一で明瞭性の高い音場を構築することができるラインアレイスピーカー、サブスピーカーにはコアキシャルアレイスピーカーが採用され、会議でも各種イベントでも、用途や規模を問わず高音質の音を来場者に届けることが可能になっています。

  • 梅の間に置かれたメインの音響映像システム。左上部には、デジタルミキサーD-2000シリーズと演奏機器、下部にはデジタルワイヤレスチューナーWT-D1804、右下にはデジタルパワーアンプDA-550F/250D/250Fなどが収納されている。

  • ノイズや混信に強く、安定して高音質の音を届けるデジタルワイヤレスマイクWM-D1200。各種会議やレセプションなど、以前は有線マイクを使用していたが、現在ではワイヤレスマイクに置き換わっている。

  • ハンドマイクのほかにも、タイピン式のWM-D1300も導入されている。
  • 後方の松、竹の間にそれぞれ設置されているサブ卓。上部にはイベント内容に応じて音響調整を行えるデジタルステレオミキサーM-864Dが、下部にはデジタルワイヤレスチューナー、デジタルパワーアンプなどが収納されている。

インタビュー記事

「日本三景の松島を臨むリゾートコンベンションホールにふさわしい高音質で明瞭性の高いAVシステムで、お客様に満足いただける会議やイベントを実現していきます。」

株式会社一の坊

総合施設管理センター センター長

宮島 和男 氏

-新しいAVシステムの評価はいかがですか?

最近ではホール全体を通しで使用する各種団体のパーティーや企業のレセプション、ディナーショーなどの音楽イベント、結婚披露宴も大小を問わず増えています。また、音響や照明などを使った演出にもこだわりを持たれている方が増えており、今回のAVシステムの導入後は、お客様からも評価をいただいています。
導入直後に音楽イベントである歌手の方に利用していただいたのですが、イベント終了後に「ホールの自前の設備でこのような素晴らしい音を出してくれるところは今までになかった」と高い評価をいただくことができました。ラインアレイスピーカーの指向性制御とデジタルミキサーによる音響調整で、イベント内容や会場レイアウトに左右されず明瞭性の高い音環境が構築できていると実感しています。

-ジタルワイヤレスシステムの使い勝手はいかがですか?

会議用途で利用されるお客様には、非常に評判がいいと聞いています。導入後も今までのワイヤレスのようにノイズが発生したり、音が途切れたりといった症状は一度もありません。会議やレセプションなどのイベントの重要な場面でも、以前はワイヤレスマイクを使用するのが怖くて、有線マイクを使用していたのですが、今ではデジタルワイヤレスマイクに完全に置き換わっています。有線マイクはサブ的に使用する程度になりました。
以前のワイヤレスマイクは「混信する」「ノイズや音の途切れが怖い」といったスタッフの恐怖感は完全に払拭されて、今では自信を持ってお客様にもお勧めしています。

-今後の抱負をお聞かせください。

今回、コンベンションホールに素晴らしいAVシステムを導入できましたので、自信を持ってお客様のところに訪問して、最新の音響設備を使った施設利用をお勧めできるようになりました。最近では、どんどんお客様に利用していただこうといった社内の活発な動きも感じられます。
地元の企業や組合、団体、地元住民をはじめ、観光客の方にどんどん広めていって、ホールを利用していただく機会を増やしていきたいですね。会議やイベントなどでの来場を通して、多くの方に日本三景のひとつ、松島にお越しいただいて、松島の活性化にもつなげられたらと考えています。

松島一の坊の概要

古く江戸時代より景勝地として栄えたといわれている松島に1985年にオープンしたのが、松島一の坊。客室126室、収容人員600名を誇る、松島を代表する和風リゾート旅館です。松島湾沿いに建てられた客室は全室オーシャンビューで、2008年にオープンした露天風呂からも7千坪の庭園とその先に続く松島の海を楽しむことができます。
また、イベントスペースも充実しており、コンベンションホール「MATSUSHIMA」だけでなく、婚礼のための神殿やチャペル、大小各種の披露宴会場、宴会場などさまざまな施設があり、披露宴や各種レセプション、パーティに利用されています。

導入商品

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