名古屋市・議会場 様

「名古屋市・議会場」のイメージ画像

名古屋市・議会場で活躍する集中管理システム。

概要

歴史的な佇まいを持つ名古屋市本庁舎。東洋趣味を基調とする近世の建築様式、いわゆる帝冠様式を採用し、正面玄関には大理石や花崗石をふんだんに用い、中央の塔屋や軒先に瓦屋根を乗せる等、全体に城郭的なイメージを持った名古屋を代表する建築物のひとつです。

議場につきましては、全国でもまれな円形議場であり、机や壁、椅子なども歴史を感じさせる趣深いものが並んでいます。

デジタルミキサーの操作により、スムーズな議会運営をサポート

老朽化した既設市議場放送設備の改修工事を行い、各機器は全て更新。既存の机、椅子、壁などはそのままにというご要望でしたので、ほとんどの設備において特注製品で対応しています。ポイントは、いかに既存設備スペースに新システムを組み込み、既存設備以上のメリットを出すかにありました。

議場用マイクロホンは、マイク本体は机上に、マイクコンセントおよびスピーカーを含めた中継盤を机の下に別々に配置し、中継盤は、厚さ3cmほどのわずかな隙間を使っての設置。歴史ある設備を活かしつつ、音声、マイク制御および発言内容の録音が可能なシステムの構築を目指しました。スマートコングレスシステムの構成により、議長が指名した議員のマイク選択や、グループ音量調整、録音機制御、マイクのパターン制御など、議会運営にまつわるさまざまな操作を デジタルミキサーにより集中管理することができます。

マイクパターンにつきましては、通常パターンである「中央制御ユニットメイン音声出力+有線マイク(議長・演壇マイクコンセント)」と、「ワイヤレスマイク」パターン、「有線マイク(議長・演壇マイクコンセント)」パターン、「中央制御ユニットメイン音声出力+ワイヤレスマイク+有線マイク(議長・演壇マイクコンセント)」パターンの計4パターン。使用目的や状況に応じて、選べるようになっています。

「音」と「安心」にこだわった、ハウリング対策とバックアップ機能

議場内は議員席、傍聴席と合わせて100以上もの膨大な数のマイクとスピーカーが並ぶため、ハウリング対策は最重要課題でした。そのため、デジタルシグナルプロセッサーを活用し、ハウリングを起こしそうな周波数を感知し、事前に抑制することでハウリングを予防。改修の前と後でハウリングマージンを測定すると、2dBの向上が見られ、以前より2dB音量を上げることができるようになりました。

バックアップ機能につきましては、録音機器は従来の2倍にあたる8台(正:4台、副:4台)を装備し、万が一どちらかが故障しても残る片方で録音できるように対応。スピーカーユニットの配線も二重にすることで、センタースピーカーや傍聴席スピーカーの片方の配線が故障しても残った片方で機能を果たすことができます。

同様にパワーアンプも二重化しており、片方のアンプが故障しても残った方で代用が可能に。さらに、中央制御ユニットや、ハウリング対策や音量の調整を行うデジタルシグナルプロセッサーに故障が発生した場合にも、バイパス回路を使って、音声回線を確保し、継続して録音できるなど、スムーズな議会運営ができるようにサポートしています。

  • マイクロホンユニット
    発言時にライトが点灯するマイクロホンユニット
  • ラインマイクユニット
    議長席には景観に配慮されたラインマイクユニット

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