愛知万博・大地の塔

概要

21世紀最初の万博として、112カ国と6つの国際機関が参加した愛知万博。なかでも、名古屋城の天守閣とほぼ同じ高さを誇り、長久手会場のランドマークとしても人気の高い名古屋市パビリオンの大地の塔。



地球上で自然が営む様々なパフォーマンスを楽しめるこのパビリオンに、TOAは非常業務放送設備と防犯カメラ設備を納入。多くの来場者の安全管理とスムーズな誘導に貢献しました。

世界最大の万華鏡が楽しめる愛知万博・長久手会場のグローバルループを歩くと中央にひときわ目を引くかたちで見える「名古屋市パビリオン 大地の塔」。その高さは、名古屋のシンボルである名古屋城の天守閣とほぼ同じ。光をエッセンスとした地上約47mの万華鏡の塔、その塔を取り巻くように3基設置された高さ8mの風力を利用して奏でられる不思議な楽器「音具」。さらにその外周は、市民から集まった切り絵作品をはめ込んだ灯籠118基で彩られています。

TOAでは、「名古屋市パビリオン 大地の塔」を訪れた来場者の安全管理とスムーズな誘導のための導線把握を主な目的に、非常業務放送設備と監視カメラ設備が採用されています。非常業務放送設備は、比較的広いパビリオンのため、消防法の設置基準が厳しく求められ、音の明瞭度や音圧に関して空間設計を綿密に行いました。非常用放送設備には、アナウンスを明瞭に、正確に伝えるための信頼性、耐久性が求められますが、その点も評価された結果、採用いただきました。

大地の塔に設置されているカメラは雨などに強い屋外コンビネーションカメラをはじめ全部で5台。そのうち4台のカメラはホール入り口付近や屋内通路、ホール内などで、混雑や混乱がないかなど、施設内での全体的な人の流れが見渡せるように設置位置が決定され、来場者の導線と安全を見守っています。万華鏡ホールのなかに設置された残り1台のカメラは、カメラを上向きに設置し、コンビネーションカメラの特長である、ナチュラルな色の再現性を生かして頭上で繰り広げられる万華鏡の様子を映しました。カメラの映像は管理棟で管理されており、リモートコントローラーによって5つのカメラの選択、旋回、ズームなどのカメラコントロールにより見たいところをすぐに見られます。また、ハードディスクレコーダーで随時録画もされています。

そのほか、TOAでは、国内初のリニアモーターカーの実用化で話題をよんでいる東部丘陵線「リニモ」や第二東名などの会場までの足となる施設、愛知万博のウェルカムゲートとして名古屋駅そばに設営されていた「ささしまサテライト会場」にもTOA製品が納入されており、幅広くこのイベントをサポートしました。

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