TOA株式会社 Smiles for the Public
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技術を知る1【平板スピーカー】
技術を知る

TOAの開発する技術や製品は、“公共空間で使われる業務用機器”という視点からも、暮らしや社会の役に立つものばかりです。ここではそんなTOAの、ノウハウの蓄積や市場ニーズ、開発者の想いを重ねた技術と製品の一部をご紹介します。

平板スピーカー 自動コントラスト補正 新しい明瞭性評価手法「SOR」
音の放射方向を下方に傾ける指向性制御技術の開発に成功
平板スピーカー PW-1230DW

平板スピーカー PW-1230DW

一般的なコーン型スピーカーが、前面から上下左右に広がる音を放射するのに対し、平板スピーカーは、平たい板状の振動板の両面から指向性の高い音を放射するのが特徴です。そのため、カバーエリアを限定しやすいことから、駅のホームなど一方向に長く伸びた場所での使用に最適です。ところが一方で、人の頭よりも高い位置に設置した場合、指向性の高さゆえに、音が頭上を飛んでいって聞こえにくくなる現象も指摘されていました。そこでTOAでは、音の放射方向を下方に傾ける指向性制御技術を開発し、平板スピーカーとして製品化しました。

TOAの平板スピーカーでは、オールパスフィルターという特殊な回路を用いることにより、出力レベルを減衰させることなく、位相だけを遅らせることに成功しています。この回路を通した信号を振動板の下半分の駆動部に加えることにより、音の放射方向を水平に対して5度下向きにすることが可能になりました。パッシブ回路によるオールパスフィルターをスピーカーに用いるのは業界でもほとんど例がなく、デジタル機器を手がけるようになって以降、位相制御も含めた信号制御の分野で優れたノウハウを蓄積してきたTOAならではの発想といえます。

今後は、指向性が高い特性を活かし、さらなる薄型、小型を目指した開発を構想中です。


●音の放射方向を制御する効果
音の放射方向を制御する効果
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