2001年11月にオープンしたNHK大阪新放送会館は、地下3階、地上18階、延べ床面積約7,400平方メートルの大規模施設であり、関西の情報発信基地の役割を担っている。この新放送会館内の1階から6階部分を使用したのがNHK大阪ホール。これは東京に次ぐ第2のNHKホールにあたり、客席総数は1416席。テレビ・ラジオ番組の制作はもとよりコンサートやシンポジウムなど地域密着型の施設としても利用されている。多様な用途を持つNHKホールには、高品位な音づくりはもちろん、さまざまな制作環境に柔軟に対応できる音響システムが要求される。「このホールは、放送やコンサート、講演会など多様な運用形態にスムーズに対応するために、メモリー(※1) やオートメーション(※2)といったコンピューターアシスト機能をはじめ、デジタル技術の利便性をフルに活かしたシステムを導入しています」また演出面だけでなく、舞台裏の連絡用途としての「音」においても、TOAのシステムが活躍している。「舞台裏では、舞台機構・照明・音響・大道具など大勢のスタッフが一つひとつのシーンで役割を持っています。舞台進行は現場情報のやりとり、つまり人と人とのコミュニケーションで成り立っています。ひとつ間違えれば事故にもつながりかねません。舞台進行上で最も重要なスタッフ間の連絡設備にも充実したシステム構築が求められます」と営業担当の阿部は語る。
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