ラック型非常用放送設備「FS-2000シリーズ」を拡充、大規模システムに対応するパネルユニット2機種を新発売

2017年 5 月29日

商品

TOA株式会社(本社:神戸市、会長兼社長:井谷憲次)は、ラック型非常用放送設備「FS-2000シリーズ」を拡充し、大規模システムの構築を可能とするパネルユニット2機種を発売いたします。発売日は2017年5月30日です。

ラック型非常用放送設備「FS-2000シリーズ」は、通常時には案内放送やBGMを流す業務放送を行い、火災など緊急時には非常放送に切り替わる非常用放送設備です。近年は複合型の施設など大型の建物が増加傾向にあり、放送設備においても対応できるシステムのニーズが高まってきました。本拡充によって「FS-2000シリーズ」は、さらに大規模なシステムが構築できるようになります。

今回、追加となる新商品は、「非常用リモコンI/Fパネル」と「非常用マルチジャンクションパネル 20局」の2機種です。大型の建物では、緊急時に非常用放送設備の設置場所と離れた場所から、放送設備を操作できる非常用リモコンが多数必要となります。新商品の「非常用リモコンI/Fパネル」を非常用放送設備本体に追加することで、非常用リモコンを従来の4倍にあたる16台まで増設が可能となります。また、「非常用マルチジャンクションパネル 20局」は20局を5局ごとに分割設定でき、同機能の従来品と比較して4倍のデジタルパワーアンプを接続できます。これにより、さらに多くのスピーカーのエリア分けを必要とする建物にも対応が可能となりました。

FS-2000RF
FS-2420JP

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新商品

品名 品番 希望小売価格(税抜) 商品資料
非常用リモコンI/Fパネル FS-2000RF オープン価格 商品カタログ 仕様図 商品画像
非常用マルチジャンクションパネル 20局 FS-2420JP オープン価格 商品カタログ 仕様図 商品画像

市場

複合型のビルや商業施設、その他、ホテル、病院、工場など大規模な施設。

ラック型非常用放送設備「FS-2000シリーズ」の特徴

■省電力化を実現
デジタルアンプの採用により、従来のアナログアンプと比べ1/2~1/3の消費電力を実現しました。また通常時の業務用放送においては、長時間のBGM放送などで節電に大きく貢献します。

■優れた施工性
ラック前面からのメンテナンスが可能であるため、メンテナンス時のラック後面への回り込みが不要です。また結線をコネクター化することで、誤接続を防止すると共に、結線時における省力化も実現しました。

■緊急地震速報への対応
緊急地震速報システムに対応した消防法の一部改正※に合わせ、非常放送に優先して緊急地震放送が可能です。
※平成21年9月30日交付「消防法施行規則等の一部を改正する省令」(平成21年総務省令第93号)