2007年 8月28日新商品情報
非常・業務用放送設備用 「パワーアンプパネル」をリニューアル発売
新商品「パワーアンプパネル」とは、拡声放送設備においてスピーカーを駆動するための商品です。通常はラックと呼ばれる専用筐体に組み込み、システムとして使用します。
適応市場は、火災時の避難誘導放送などの非常用放送設備と、ビルの館内放送やBGM、学校の校内放送などの業務用放送設備となります。
発売するのは、定格出力別に4機種、年間販売台数は、4機種合計で5,000台を見込んでいます。価格帯は、本機単独では使用できないシステム品のため個別見積りが必要ですが、目安として約10万円~30万円の見込みです。
リニューアル発売に伴い、全機種で従来品に比べて小型化を実現。新たに音声信号の入力部のコネクター形状を見直すことで、信頼性を高めています。また、機能面、接続面でも、従来システムとの互換性を確保しています。
【発売商品】
品名 | 品番 | 販売予定台数 |
---|---|---|
パワーアンプパネル 60W | PA-620 | 計5,000台 |
パワーアンプパネル 120W | PA-1220 | |
パワーアンプパネル 240W | PA-2430 | |
パワーアンプパネル 360W | PA-3630 |
*価格は、要見積り。
【主な特徴】
■小型化
全機種で、EIA規格1U分(注)の小型化を実現。PA-620・PA-1220では容積が従来機種の2/3に(従来機種EIA規格3U→新商品2U)、PA-2430・PA-3630では容積が3/4(従来機種EIA規格4U→新商品3U)にダウンサイジングし、省スペース化に貢献します。
■信頼性向上
音声入力端子には、信頼性の高い着脱式ターミナルブロックコネクターを新たに採用。加えて、従来機種と同様のホーンジャック入力も装備しており、従来システムとの入れ替え時でも、接続ケーブルをそのまま使用できるよう配慮されています。
■メンテナンス性の向上
入力シグナルインジケーターを前面に新たに装備。メンテナンス時などに、本機への音声信号の入力の有無を、視覚的に確認できるようになりました。
- :EIA規格
米国電子工業会(EIA)によって定められた、ラックとそこに収納する機器のサイズに関する規格。機器の幅は19インチ(482.6mm)で、高さは1.75インチ(44.45mm)の倍数。高さ1.75インチを1Uと呼ぶ単位。3Uサイズの場合、横幅(W)と奥行き(D)はそのままで、高さを3倍した大きさとなる。