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2012年 2月 1日

ネットワークメガピクセルカメラに対応、セキュリティ用途向け「ネットワークレコーダー」を新発売

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市町村合併の進展と情報公開のあり方


今回の統一地方選挙期間中に市町村合併の是非が争点となった選挙戦も、数多く見られました。実際に平成15年4月現在の市町村数は3,190と、終戦直後の3/1以下にまで合併が進んでいます。今後も政府による行財政面での支援措置などにより、合併協議はますます加熱することが確実です。
さらに市町村合併議論に欠かせないのは情報公開です。さまざまな合併協議会が住民に対する情報公開に配慮し、ホームページなどを活用して議事録などの公開を行っています。
今回はますます加熱する市町村合併と情報公開を特集します。
DATA:全国の法定協議会への参加状況
急速に拡大する市町村合併協議

昭和60年(1985年)度以降の合併に関係した市町村は104で、新たに43市町村(編入22、新設21)が誕生し、さらに今後も4市(編入2、新設2)が誕生する予定です。また市町村合併に対して何らかの協議を行っているのは、全国で43道府県1,238市町村(300協議会)にのぼっています。(平成15年5月1日現在)。
このように現在、市町村合併が求められる理由としては、(1)「地方分権の推進」にともなう政策の立案能力や実行するための行財政能力の向上、(2)「少子化・高齢化への対応」としての財政的な負担や高齢者を支えるマンパワーの確保、(3)「多様化する住民ニーズへの対応」として専門的・高度な能力を有する職員の育成・確保、(4)「生活圏の広域化への対応」として、より広い観点からの一体的なまちづくり推進のための行政の確立、(5)「効率性の向上」として、国や地方のひっ迫する財政状況に対するより効率的な行政運営、などが挙げられます。

また、市町村合併が急速に拡大する背景として、「市町村の合併の特例に関する法律(合併特例法)」によってさまざまな優遇措置が実施されていることも大きな要因のひとつです。政府による期限付きの財政優遇措置も行われています。さらに市町村の自主的な合併が円滑に行われるよう、さまざまな支援策、特例措置が用意されています。というもの、合併直後の市町村は、地域間の道路整備、住民サービスや地域格差是正のための施設整備など、新たなまちづくりのために多額の経費を要します。また、合併後すぐの経費節減が困難なことを考慮し、地方交付税は合併後一定の期間、財源を保障しています。

また、各省庁連携による市町村合併支援プランなども積極的に行われています。合併重点支援地域及び合併市町村の合併推進に貢献する市町村事業及び都道府県事業に対しては、重点的な地方財政措置を講じる「合併特例事業」として、平成15年度の事業費2,200億円程度が見込まれています。そのほか、合併特例法には、旧市町村の住民の意見を反映しやすくするため、合併後一定の期間、旧市町村の議員をそのまま新市町村で議員として新たに任期を認める特例や、定数の特別枠を設置することができる特例なども設けられています。

基礎知識
市町村合併の形態

合併の形態としては、「新設合併」と「編入合併」があります。

たとえばA村とB町がひとつになってC市ができる場合を「新設合併」、D町とE町がひとつになり、名前はそのままE町のままのケースを「編入合併」といいます。
合併形態
DATA:昭和60年以降の合併状況(新設合併のみ) DATA:今後の合併予定市町村(平成15年5月1日現在)
市町村合併にともなうメリット・デメリット

市町村合併はさまざまなメリットをもたらすといわれています。広域化することで行政サービスの向上や充実、生活環境の整備推進、効率化された行政機関運営などが主なところです。しかしながらこの市町村合併のメリット・デメリットは表裏一体としても考えられます。広域化することによって逆に行政サービスの低下や合併後の地域格差などを懸念する声も多くあります。

これは合併を推進している地域の特性によるところも大きく、事情によってはすぐに効果がでる場合と、10年、20年先にならないと合併効果が表れない場合もあり、一概にメリットばかりを強調することはできません。しかしながら合併を一つの転機として、「広域化することで住民の声が届きにくくならないか?」という市町村合併におけるデメリットを改善する施策を実行に移し、それが住民自治の実現につながった自治体もあります。


市町村合併によって考えられるメリット(総務省「市町村合併相談コーナー」より)

  1. 高齢者などへの福祉サービスが安定的に提供でき、その充実も図ることができます。
  2. 保険、土木などの専門的・高度な能力を有する職員を確保・育成することができ、行政サービスの向上が期待できます。
  3. 窓口サービスや文化施設、スポーツ施設などの公共施設の広範な利用が可能になります。
  4. 地域的な視点から、道路や市街地の整備、文化施設、スポーツ施設などの整備を効率よく実施することができ、一体的なまちづくりを進めることができます。
  5. 重点的な投資が可能になり、目玉となる大型プロジェクトを実施できるようになります。
  6. 行政経費が節約され、少ない経費でより高い水準の行政サービスが可能となります。
  7. 地域のイメージアップにもつながり、若者の定着や職場の確保が期待できます。


市町村合併における懸念材料

  • 役場が遠くなって、今までより不便にならないかしら?
  • 広域化することで住民の声が届きにくくならないかしら?
  • 各地域の歴史、文化、伝統などが失われていかないかしら?
  • サービスの低下を招かないかしら?
  • 中心部だけがよくなって、周辺部がないがしろになることはないかしら?
  • 財政状況に差がある市町村の合併は、財政状況の良い市町村に不利にならないかしら?
ますます重要度が増す住民への情報公開と市町村合併の今後

このような状況の中、行政の市町村合併議論に対する公正な説明責任が強く求められています。そもそも情報公開に対する生活者の意識の高まりを反映し、国の行政機関に限定して保有する情報を原則公開にしたのが、「情報公開法」です。現時点では地方公共団体は適用対象ではありませんが、市町村合併は住民の日常生活とも密接に結びついているため、また問題の提起から合併調印にいたるまでの各段階での「情報公開」に住民の関心も高まっているため、多くの合併協議会ではさまざまな媒体を活用し、情報公開に努めています。
そして合併について賛成派にも反対派にも偏りのないデータ、必要十分な情報公開が行われた上ではじめて大きな意味を持つのが、住民一人ひとりの意思を問う住民投票です。最近では市町村合併にともなう情報公開のあり方、一連の住民投票をめぐって住民問題に発展するケースも報告されており、行政機関の情報公開のあり方に対する姿勢が厳しく問われています。
今後も市町村合併協議はますます加熱することが予想されます。地方自治法では、合併について市町村議会の議決を求めているだけで、住民に直接意思を問うことは必要としていません。しかしながらまちづくりという視点で合併協議を考えた場合に、関係市町村の住民への情報公開、十分な説明責任を果たすことが協議の進展には不可欠であり、過去の合併協議をみても明らかです。市町村合併協議は、まさに関係市町村間の行政機関による完全にオープン化された情報公開の上で、住民との地道な議論の積み重ねによって成立するものだといえそうです。

用語解説
情報公開法とは?

公正で民主的な行政運営を実現し、行政に対する国民の信頼を確保するために、行政機関が保有する行政情報を原則的に公開し、情報開示を求めるすべての人に情報開示のための請求権を与える法律。これまでは各省庁に設置された文書閲覧窓口で対応してきたが、平成11年5月7日より一層の情報公開を図ることを目的として「行政機関の保有する情報の公開に関する法律」が成立した。現在は国の行政機関に限定され、地方公共団体には適用外だが、情報公開法の主旨を踏まえて、「その保有する情報の公開に関し、必要な施策を策定し、及びこれを実施するように努めなければならない。」
(情報公開法より抜粋)
TOPICS 市町村合併協議に関する情報公開

約300にも及ぶ合併協議会の約7割が住民に対して情報公開を目的にホームページを開設して議事録などを中心に、多岐にわたる情報を発信しています。コンテンツとしては合併協議会の内容や進展状況の報告、Q&A、合併関係市町村の概況紹介、リンク集などの幅広いコンテンツを発信しています。
またホームページだけでなく、合併推進協議の議事録、パンフレット、広報誌などでも住民に対する情報公開をおこなっています。

■市町村合併に関する情報サイト
 総務省合併相談コーナー http://www.soumu.go.jp/gapei/
■具体的な合併協議会サイト
 愛媛県市町村合併ホームページ http://www.pref.ehime.jp/gappei/
 今治市及び越智郡11か町村合併協議会ホームページ
市町村合併による議場改修や市町村合併協議などの情報公開に対応:TOAの会議・議場用システム
スマートコングレスシステム
TS-700シリーズ
スマートコングレスシステム:イメージ TS-700シリーズ:イメージ
市町村会議、委員会などの議事進行に最適な会議・議場用システム。コンピューターによる集中管理で省力化だけでなく、議員数の増減にも柔軟に対応可能です。
標準で、カメラ設置との連動による会議中継が可能で、より住民に開かれた議会を実現することができます。
情報公開法対策も市町村合併協議にも万全。低コストで簡単に委員会や協議会の録音システムが構築でき、議事録等の作成のための明瞭な録音が可能です。
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