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私たちが音を聞いているときに、いかに心理的レベルの認識が大きな要素を占めているかがわかる現象に、カクテルパーティー効果と呼ばれるものがあります。 多くの人の声でざわめいている立食パーティーの会場でも、私たちは隣の人と普通に会話ができますし、注意して耳をすませば、少し離れたところのヒソヒソ話まで聞くことができます。これをカクテルパーティー効果といいます。
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こういう状況をテープレコーダー等で録音して後で聞き返してみると、ざわめきと騒音ばかりで、誰が何を話しているのかさっぱりわかりません。実際には私たちの耳もテープレコーダーと同じように、周りの人々の声やざわめきすべてを空気の振動として受け入れているはずです。にもかかわらず、聞きたい音だけを選び取って聞くことができるのは、「耳からの情報を脳が処理する際に特定の音源の音を選別処理をする能力」によるものと考えられています。つまり心理的レベルの認識による処理によって、聞きたい音を選び取っているといえるでしょう。 近年、聴覚系の情報処理だけでなく他の感覚からの情報をも統合的に脳が情報処理することにより、カクテルパーティー効果がおこっていることも明らかになっています。例えば、視覚情報によって、10m離れたところに見える人の口元の動きなどから、聴覚系に情報がフィードバックされたり、10mという距離感からそれくらい離れた距離感の音だけを抽出しているという高度な処理過程が存在しています。 |
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