商業施設などのBGM、店内コマーシャルメッセージ用途向け音源配信システムを、シナノケンシより事業譲受

ニュースリリース

2012年 7月11日会社

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商業施設などのBGM、店内コマーシャルメッセージ用途向け音源配信システムを、シナノケンシより事業譲受

TOA株式会社(本社:神戸市、社長:井谷憲次)は、シナノケンシ株式会社(本社:長野県上田市、社長:金子元昭/以下、シナノケンシ)が運営するIPネットワークによる音源配信システム事業を譲り受けることとなりましたのでお知らせいたします。今後、事業の譲受完了に向け、両社で手続きを進めて参ります。


<事業譲受完了予定日>

2013年10月1日


<譲受事業の概要>

従来、商業施設、金融機関などの館内BGM放送は、音楽CDなどの音源や有線放送を活用する手法が一般的でした。近年では、これらに加えインターネットなどのIPネットワーク経由による音源データ配信サービスへの注目度が高まっています。
シナノケンシでは、2002年よりIPネットワーク経由による音源配信システムの運営を開始。これは、音源データの受信端末とサーバーで構成されるシステムで、主にBGM制作・配給会社などが活用しています。ネットワーク経由で放送内容を一括管理できる利便性と、受信端末から音源を持ち出せないという著作権保護上の安全性を持つシステムとして、高い評価を得ています。
今回、シナノケンシからTOAに、ネットワーク配信システムの技術と権利の移転を行います。今後、同システムの運営はTOAが行い、シナノケンシと顧客間の音源配信システムの利用契約についても、TOAが引き継ぐ予定です。なお、本件に関連する両社間の人員の転籍、特筆すべき資産の移転などはありません。


<今後の展望>

TOAでは、音源配信システム運営に関する事業は譲受後も継続して実施し、従来のBGM制作・配給会社だけでなく、新たに当社の持つ販売網を活用して利用契約の拡大を図ります。
また、譲受したネットワーク配信技術と当社の強みである業務用音響、映像に関する商品・技術を組み合わせ、商業施設向け音声・映像広告や教育市場向け放送コンテンツの配信、自治体向け広域防災情報インフラ、セキュリティ市場向け録画データ保管・モニタリング・画像解析、機器の遠隔監視ソリューションといった新たな継続的サービスの提供により、更なる事業拡大を図ります。


<参考:両社の概要>

【TOA株式会社】

商業施設の音演出、駅・空港の案内放送などの業務用音響機器と、防犯カメラを中心としたセキュリティ機器の専門メーカー。音と映像の技術を駆使したトータルソリューションを提供する事業を展開。公共空間での避難誘導放送を担う非常用放送設備では、緊急地震速報対応機種を業界に先駆けて発売。IPネットワーク網を利用して災害情報を自治体単位で一斉伝達するシステム「IP告知放送システム」、防災用途として従来の3倍以上の距離まで音を伝達する「ホーンアレイスピーカー」など、社会の「安全、安心」に貢献。
-本社-
〒650-0046 神戸市中央区港島中町7-2-1
https://www.toa.co.jp/

【シナノケンシ株式会社】

精密モータ・産業ソリューション機器・福祉関連機器を中心に、「安心」「快適」の実現をグローバルに追求する開発メーカー。HV・EVなど自動車関連のアクチュエータ・精密モータをはじめ、FA・医療用機器・家電製品・事務機器向けに、省エネ・省資源・低騒音を実現する優れた精密モータを開発し提供。産業ソリューション機器としては、評価・検証を効率化・見える化する高速ビジュアルデータロガーや、ドライブレコーダーによる車両運行管理システムなどを提案。福祉機器では視覚障害者向け読書機「プレクストーク」を開発・提供している。
-本社-
〒386-0498 長野県上田市上丸子1078
http://www.skcj.co.jp/

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