<音演出について>
阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂、都市の復興・再生への願いを込め、1995年より開催されている神戸ルミナリエ。TOAグループは、神戸に本社を置く企業として、1996年より同イベントの音演出を行っています。運営は、当社100%出資の子会社であるジーベックが担当。会場で流れる神戸ルミナリエのオリジナル楽曲を手がけ、会場内に設置されたTOAの音響機器とともに、光の祭典を音で演出します。
作曲は、1999年より神戸ルミナリエ楽曲を担当している上田益氏。演奏は、国内外で活躍中の長岡京室内アンサンブルです。コーラスには、1999年より参加しているアンサンブル・ヴォックス・フマーナ、そして昨年に引き続き、被災者を中心とする神戸市民の方々で構成された合唱団「神戸いのりのとき合唱団」が参加します。
楽曲は西洋の宗教曲をモチーフにしたオリジナル曲で、合唱やストリングスを中心に構成。曲数は、神戸ルミナリエ点灯時の楽曲1曲と、メイン会場演出用の5曲の計6曲です。メイン会場では、会場入り口であるフロントーネから、クライマックスの東遊園地までを5つのエリアに分割し、それぞれに異なる楽曲を割り当てます。会場を進むうちに、音楽は静と動の要素をおりまぜながら、荘厳なクライマックスへ展開していきます。
<ジーベックについて>
TOA株式会社の100%出資子会社。主に、音ソフト(コンテンツ)の制作、現場での音響オペレート、イベント企画などを専門に行う。96年より神戸ルミナリエの音演出を担当。
<神戸ルミナリエ オリジナルCD発売>
震災15年目の節目にあたる今年は、会場の音演出に使用されているオリジナル楽曲6曲に加え、2010年1月17日震災の日に行われた「追悼コンサート いのりのとき レクイエム・プロジェクト Vol.2」で披露された楽曲から4曲、過去のCDからの2曲を含む、全12曲で構成されています。また、エクストラ・トラックとして震災の日の深い悲しみと明るい未来へ希望を歌った曲『しあわせ運べるように』を収録。同CDは、神戸ルミナリエ公式グッズとして、会場内(開催期間中)、そしてジーベックが運営するオンラインストア「XEBOX(ジーボックス)」にて販売いたします。
【CDタイトル】
|
Kobe Luminarie 2010
(神戸ルミナリエ2010公式グッズ)
|
【作詞・作曲】 |
上田 益(神戸ルミナリエ演出楽曲)
臼井 真(しあわせ運べるように)
|
【価格】
|
1,500円(12曲入、税込)
|
【取り扱い場所】
|
神戸ルミナリエメイン会場、東遊園地内臨時観光案内所(期間中のみ)
|
【オンラインストア】 |
XEBOX
運営 株式会社ジーベック
〒650-0046 神戸市中央区港島中町7-2-1
電話:078-303-5600、FAX:078-303-4632
|
<アーティスト紹介>
■上田 益(うえだ・すすむ、作詞・作曲)
1956年生まれ。1998年冬季長野オリンピックの公式式典曲「ウインター・フレーム」を作曲。神戸ルミナリエ演出楽曲の作曲を、99年より担当している。
■長岡京室内アンサンブル(弦楽器)
1997年3月結成。国内はもとより海外での演奏も精力的に行い、好評を博している。「第20回音楽クリティッククラブ賞」「エクソンモービル音楽賞・洋楽部門奨励賞」「ABC音楽賞・大賞」など受賞、長岡京市より「文化功労賞」も受賞している。
■アンサンブル・ヴォックス・フマーナ(コーラス)
団体名は、ラテン語で「人の声」の意。'99年より神戸ルミナリエのコーラスを担当。松蔭室内合唱団、バッハ・コレギウム・ジャパン神戸の合唱団を母体に鈴木雅明により結成された。
■神戸いのりのとき合唱団
神戸ルミナリエの楽曲を手がける上田氏が、震災15年目の今年2010年に向けて行った「レクイエム・プ
ロジェクト」の趣旨に賛同する方々で結成された合唱団。団員は、震災の被害者が中心で、現在は約80
名で構成されている。
<音演出詳細(CD収録曲紹介)>
1.
|
光、夢、そして希望
|
2.
|
希望の扉
|
3.
|
祈りの時 2010年Ver.
|
4.
|
悲しみを乗り越えて
|
5.
|
安らかな眠り
|
6.
|
いと高きところに、オザンナ
|
7.
|
優しいなまざし 2010年Ver.
|
8.
|
レクイエム・エテルナム
|
9.
|
怒りの日
|
10.
|
涙の日
|
11.
|
アニュス・デイ
|
12.
|
光のぬくもり
|
Extra Track
|
しあわせ運べるように
|
作曲者コメント「神戸ルミナリエ2010」音楽について 上田 益
澄み切った夜空に、星たちは今日も輝く。
あの日の記憶を伝えるために、星たちは永遠に輝く。
悲しみが、いつか通り過ぎ、希望の扉が開き始めますように・・・。
|