TOA株式会社(本社:神戸市 社長:吉川隆典)では、企業メセナ活動*注の一環として、音楽と教育に関する市民意識調査を独自に実施し、冊子にまとめましたのでお知らせいたします。加えて、調査結果をふまえて展開する、小中学生を対象とした無料音楽ワークショップ「TOA Music Workshop 2009」の参加校を公募いたしますので併せてお知らせいたします。
本調査は、親世代を対象としたアンケートを通して、音楽と教育の関係性を探る取り組みです。2007年度の開始から、今回で三年目となります。今年度は、「生活の中の音楽」をテーマに調査を実施。結果、携帯用オーディオプレーヤーなどの普及により「音楽をひとりで聴くことが多い人」が8割を超え、音楽との接し方のパーソナル化が進んでいることが明らかになりました。一方、親世代が重視する子ども達にとっての「生きる力」として「心の豊かさ」「コミュニケーション力」が昨年に引き続き上位を占め、これらを育むために有効な科目として「音楽」への期待が高いことが明らかになりました。この傾向は、昨年に比べてより高まる傾向があり、厳しい景気環境の中、子ども達の「心の持ち方」を重視する親世代の意識が読み取れる結果となりました。
この結果を踏まえてTOAでは、従来から実施している小中学生向けの音楽体験プログラム「TOA Music Workshop 2009」を今年度も継続して実施いたします。本企画により、子どもたちが多様な音楽に触れ、音楽を楽しむことができる場の提供を行います。なお、企画の参加者は、学年単位の公募で決定いたします。開催時間は約2時間、参加費は無料です。
*「企業メセナ活動:「メセナ[mecenat]」は、芸術文化支援を意味するフランス語。企業メセナとは、販売促進目的ではなく企業が社会貢献の一環として行う芸術文化支援を指す。近年は広義に解釈され、教育や環境、福祉なども含めた「企業の行う社会貢献活動の総称」ともされている。
|