音色で、夜を彩る。神戸ルミナリエ2006音演出のお知らせ

ニュースリリース

2006年12月 8日会社

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【ソリストにカウンターテナー歌手を初起用】
音色で、夜を彩る。神戸ルミナリエ2006音演出のお知らせ


TOA株式会社(本社:神戸市、吉川隆典社長)と、株式会社ジーベック(本社:神戸市、筒猪和夫社長)では、神戸ルミナリエ(12/8〜12/21)に対してオリジナル音演出を行いますのでお知らせします。

音演出の主な特徴

TOAグループによるルミナリエ音演出は、今年で11回目(第1回は音演出がありません)となります。今年度は、ルミナリエ2006のテーマである「空の魅惑」をうけて、オリジナル楽曲を新たに制作。TOAの音響機器を使用した音演出により、光の祭典を音で演出します。
作曲は'99年よりルミナリエ楽曲を担当している上田益氏。今年度のトピックスとしては、カウンターテナー(注)歌手の横田裕一氏をソリストに初起用しました。流れるような美しい歌声が、ルミナリエの荘厳な光の芸術と共に神戸の街を温かく包みます。
制作した曲数は、ルミナリエ点灯時の楽曲1曲と、メイン会場演出用の5曲の計6曲。メイン会場では、会場入り口であるフロントーネから、クライマックスの東遊園地までを5つのエリアに分割し、それぞれに異なる楽曲を割り当てます。楽曲は西洋の宗教曲をモチーフにしたオリジナル曲で、合唱やストリングスを中心に構成。会場を進むうちに、音楽は静と動の要素をおりまぜながら変化し、荘厳なクライマックスへと展開していきます。
ハードウェアにおいてはTOAのスピーカーを会場内に約100台設置、期間中の音演出の運営はジーベックの音響スタッフが行います。

(注)カウンターテナー:変声を終えた成人男性が裏声(ファルセット)や、極度に高いテノールの声を使って、女声のアルトからメゾソプラノの音域で歌うパート、もしくは男性歌手を指す。

ジーベックについて
TOA株式会社の100%出資子会社。主に、音ソフト(コンテンツ)の製作、現場での音響オペレート、イベント企画などを専門に行う。96年よりルミナリエの音演出を担当。

ルミナリエオリジナルCD発売
実際に会場の音演出に使用されているオリジナル楽曲6曲を収録したCDを発売いたします。

CDタイトル Kobe Luminarie 2006
作曲 上田 益
価格 1,000円(6曲入、税込)
取り扱い場所 ルミナリエメイン会場、東遊園地内臨時観光案内所(期間中のみ)
通信販売のお問合せ 株式会社ジーベック
〒650-0046神戸市中央区港島中町7-2-1
電話078-303-5600、FAX 078-303-4632
http://www.xebec.co.jp/shop/
E-mail:info@xebec.co.jp

アーティスト紹介

上田 益(うえだ・すすむ、作曲者)
1956年生まれ。1998年冬季長野オリンピックの公式式典曲「ウインター・フレーム」を作曲。ルミナリエ演出楽曲の作曲を、99年より担当している。

横田裕一(よこた・ゆういち、ソリスト)
修士課程卒業。これまでに、全国童謡歌唱コンクール全国大会グランプリ、三笠宮牌受賞。茨城県知事褒章、市長賞、市民顕彰受賞。毎日新聞社主催、毎日ファミリーソング大賞、最優秀賞受賞、敬宮愛子様ご誕生記念皇室献上曲歌唱CD録音。現在、品川区教育委員会、教育相談員、適応指導教室勤務。不登校の指導にあたっている。

アンサンブル・ヴォックス・フマーナ(コーラス)
松蔭室内合唱団、バッハ・コレギウム・ジャパン神戸の合唱団を母体に鈴木雅明により結成された。


CDジャケット 音演出詳細(CD収録曲紹介)

1:清らかな風(点灯時演出曲)
2:瞳を閉じれば(ローソン前) 
3:星たちの想い出(ランプ博物館前)
4:優しいまなざし(スカイビル前)
5:こぼれる涙(郵便局前)
6:約束(東遊園地)

天使のような透き通ったコーラスが優しく響き渡り、そこに横田氏のカウンターテナー独特の透明感溢れる歌声が凛と重なり音楽が展開してゆきます。そして、クライマックスの教会の鐘の音で一斉にルミナリエ点灯を向かえるオープニング曲「清らかな風」。震災犠牲者へ捧げる祈りの曲「瞳を閉じれば」。夜空に輝く光へ想いをこめた「星たちの想い出」。震災で傷ついた人々へ届けたい「優しいまなざし」。と震災犠牲者のために心から捧げる鎮魂歌「こぼれる涙」。そして見事に復興をとげた神戸の素晴らしい未来への希望を歌った壮大なフィナーレ「約束」の6曲構成となっています。


作曲者コメント
「神戸ルミナリエ2006」音楽製作にあたって 上田 益
震災の年から始まったルミナリエも今年で12回目。その間、年を追うごとに街や人々の気持ちにも少しずつ明るさが戻ってきました。私が音楽を担当して今年で8年目ですが、音楽も今年は全体的に明るいトーンを主体にしています。とはいうものの、やはり惨禍に見舞われた方々や犠牲になられた方々への思いも、けっして忘れてはならない事です。未来への夢や希望、そして願いといった気持ちを楽曲に託しながら、星になった多くの方々への思いを込めて作曲しました。

音演出配置図
音演出配置図
 

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