第3回:防災に大きな力を発揮 ホーンアレイスピーカー(日本) 1/3

ホーンアレイスピーカーの特徴

遠く離れた場所へも、クリアな防災放送を
新機軸のスピーカー「ホーンアレイスピーカー」

ホーンアレイスピーカー

未曾有の被害をもたらした東日本大震災。当時、被災地で問題となったのが、津波からの避難を呼びかける防災行政無線の放送が聞こえにくい地域があったことでした。近い将来発生すると言われている大災害時に、より多くの命を救うためには…?そのために当社が独自開発したのが、従来型の何倍もの距離にまで音が届く、新型スピーカー「ホーンアレイスピーカー」です。

ホーンアレイスピーカーは、角型ホーンスピーカーを連結した、新しい形のスピーカー。複数のスピーカーから同じ音を同時に出しつつ、それぞれの音が伝わっていく過程で重なり合い力を増すようにコントロールすることで、従来のホーンスピーカーに比べ2~3倍の距離まで明瞭な音を届ける事ができる上、垂直方向の指向性を狭くする事により設置場所直下での音量を抑え、近隣住民の騒音問題解消にも役立ちます。

ホーンアレイスピーカーの原理はこちら

ホーンアレイスピーカーイラスト

震災の際、避難を呼びかける放送が聞こえにくかった理由は、地域によってまちまちでした。単純にスピーカーの数や音の到達距離が足りず、音が地域全体に伝わらなかったところもあれば、逆に複数のスピーカーの出す音が干渉し合って輪唱のような状態になり、何を言っているのか分からなくなったところもあります。
この点、ホーンアレイスピーカーなら、到達距離の長さから少数のスピーカーでも音を広範囲に届けられる上、音の重なりを少なくし輪唱状態を減らす事ができるため、どちらの問題も一度に解決できます。
さらに、従来のスピーカーの配置よりも設置数を減らす事ができるので維持管理がしやすくなります。

ホーンアレイスピーカーは既に、広島県や沖縄県、神奈川県など地方自治体への納入実績があり、東海・東南海・南海地震に備える静岡県をはじめとする太平洋沿岸地域や、東日本大震災の復興へ歩みだした被災地ほか、多数の自治体でも採用が決定。音達試験の要請は引きも切らず、当社スタッフはデモ用のスピーカーと、測定器を手に全国を駆け回っています。

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