社長インタビュー(3/6)
鉄道ビジネス
ニューヨークの地下鉄に商品を納入予定、中国でも高速鉄道駅舎に放送設備
-最近、海外ビジネスではどのような動きが?
最も大きなトピックは、ニューヨーク市地下鉄に車両を納めている鉄道車両メーカーから車内放送設備の発注をいただいたことです。今後も引き続き、地下鉄車両用の設備を納めることができればと考えています。この案件は当社のグローバル鉄道ビジネスの新たな攻勢となるポイントでもあり、大変嬉しく思っています。
いま鉄道は、安全性やコスト、環境性能の高さなどから世界的に見直されており、特に高速鉄道プロジェクトは大型案件が目白押しです。このような中で、世界の鉄道界で高いステータスを誇るニューヨーク市地下鉄の仕事を獲得できたことは、世界のどこでも通用する実績になるでしょう。PR効果は絶大で、従業員の士気も大いに高まっています。アメリカの別の鉄道案件をはじめ、世界の鉄道に当社の音響設備やセキュリティ設備を納入できるよう、国境を越えて取り組みを強めます。

-中国でも、鉄道ビジネスが拡大しているとか。
こちらは上海を中心とした高速鉄道網の駅舎が対象です。杭州線の7駅、南京線の18駅に案内放送設備を納入したほか、北京線への納入も進んでいます。
行ってみると分かるのですが、中国では少し内陸部へ行くと、まだバスしか交通手段がなかったりします。それだけ、開発の余地が大きいのです。現在、国を挙げてインフラ整備が進んでおり、マーケットは急拡大中。ただ、どの国でもそうですが、公共事業では実績が重視されます。そこで、他社に先駆けて受注活動に取り組み、実績を積み上げているという訳です。
近い将来、鉄道インフラが整ってくれば、主要駅の周辺には新たな100万都市が幾つも生まれることになるでしょう。新都市には、幾つものビルや施設が作られます。北京五輪や上海万博、そして高速鉄道での実績をバネに、そういった施設にも放送設備を納めることができれば、中国マーケットの成長をそのまま当社の業績に反映させられるようになります。
これらを見越し、当社では現在、現地ニーズに応えられる地域専用商品の開発に力を入れています。例えば銀行向けの呼び出し放送設備のようなシンプルな商品実績もあり、今後も現地開発・現地生産・現地販売していければと思います。
