納入事例

騒音レベルのグラフは、煙突出口45度1m位置での測定値です。口径38cmのスピーカーを6本使用し、1/3オクターブ63Hzでは音響エネルギーを約1/13にまで低減することができました。導入したアクティブ消音システムの効果により、煙突から100m以上離れた場所でも聴感上の効果が認められています。

低周波騒音問題は、騒音規制法による敷地境界地点での規制値を満たしていても生じる場合があります。こちらの騒音レベルの測定グラフでは、63Hz帯よりも160Hz帯が70.1dBと4.4dB高いのですが、低周波騒音は防音壁を回折して飛び越えていくため問題が発生していました。対策としてアクティブ消音システムを導入し、63Hz帯の騒音値を11dB小さくすることで騒音問題は解消しました。

過酷な使用環境のため、スピーカー8本、マイク8本には、一般電話回線を利用して常に稼動状況をモニタリング監視しています。1997年にアクティブ消音システム導入以来、4万時間以上稼動し続け、トラブルの発生や故障による交換等がありません。耐久性の面でも実績があります。